どこの会社でも権力争いというのは付き物だが、どうやらKABの社内でも起きているらしい。といっても会長派と社長派との争いといった高度のものではない。なにしろ僕が会長のいいなりだから、争いにはならない。社内の争いは、かなり低次元のものだ。

ある日、社内のメールを読んでいて、びっくりした。なんでもある社員がウイルス駆除ソフトを勝手に解除したため、5千件近くのウイルスに感染した。このことを知ったパソコン管理の担当者が激怒。始末書どころか減俸処分にも該当するとカンカン。挙句の果てに「始末書よりもグーでパンチ!(それも往復)。もしくはケツバットをフルスイングで」と社内メールを流していたのだ。この担当者はKABのホームページも担当しているから、名前を明かすわけにはいかない。

コケボウも名だたる暴力派社員だが、この担当者はその上をいく。拳骨で往復ビンタを食らわせたり、お尻をバットで思い切り殴るというのだから、僕は震え上がった。特に可愛くもないコケボウがどことなく可愛らしくも思えてくる。ちなみにこの担当者は体育会系を自認し、自ら「仏のような心になれない、ファイターやチャレンジャーなどという戦い系」と公言している。

社内では密かに「真夏の火鉢」ともいわれているようだが、その意味はセクハラになるので、ここでは書けない。知りたければコケボウか本人に聞いてくれ。念のために言っておくが、僕はこの担当者をつい最近まで、うら若くて、なかなかチャーミングだと思っていた

しかし、僕の考えは甘かった。ウイルスの話を聞いたコケボウはこういったそうだ。
「(グーパンチの)その後チョキでつついて(目潰し)あげようか」。

コケボウのどこが「可愛らしくも思えてくる」だ。ただちに撤回する。「真夏の火鉢」とコケボウの暴力的言動は甲乙つけがたい。社内を歩く時は、二人に見つからないようにしなければ、怪我どころか、生命が危ない。

この二人は表面上、仲がよいように見える。「真夏の火鉢」はコケボウを「癒し系のお姉さま」と呼び、コケボウは「真夏の火鉢」を「才能ある、可愛い妹」と誤解しているように見える。しばらくして僕はハタと気がついた。二人の間では、時折、火花が確実に飛んでいる。にこやかな会話の裏側で暗闘が繰り広げられているようだ。

これは暴力派内の権力争いではないか。あの二人は、より暴力的なことを社内にアピールすることによって、暴力派内の主導権を握ろうと争っているのだ。そう思えば、これまでの言動も納得がいく。二人だけの争いならば、勝手にやってくれればいい。

だが僕をはじめとした、おとなしい男性社員にそのトバッチリが回ってくる。これは誠に困ったことだが、この争いを止める勇気がある社員は、一人もいない。ただ恐れおののきながら権力争いを見守るしかスベはないのだ。

今回のコラムはデッチアゲと思う人がいるかもしれない。そんな人は「KABフアン倶楽部」の編集後記をぜひ読んでほしい。そこに真実の片鱗が書かれている。このコラムが掲載されるかどうかもわからない。あな恐ろしやKABの社内事情。

コケボウのひとこと

暴力派の権力争いですって!?んまぁ~~~何を仰ってるんでしょうねぇ。
仲良しよねぇ「火鉢」さん!そもそもワタクシ「暴力派」なんかじゃありませんもの。
そんな争い存在するわけありませんわっ♪

虫も殺せぬ癒し系~~~~♪♪

楽しい楽しいKABの社内事情をもっと覗いてみたい方は、KABファン倶楽部へ是非どうぞ!