予想をはるかに上回る自民党の圧勝で総選挙は終わった。今回の「ひとこと」は、かつて政治記者だった僕の真髄を見せる絶好の機会だ。そこへ気配を察したのか、コケボウがやってきた。「総選挙の話はダメですよ。だれが社長のたわ言を読みますか」と断言した。ムカッ。だが、僕の抵抗はそれまで。悲しいなぁ。

先日、僕のところにタレコミがあった。vol.18で書いたコケボウとヒバちゃんこと「真夏の火鉢」のKAB社内における権力争いに決着がついたという。タレコミ氏がいうにはヒバちゃんが、最近さかんに「コケボウ姉さん」といいながらゴマをすっている。いまやコケボウが自民党並みに圧勝した、とか。

しかし、僕の見るところでは、この情報は間違いだ。ヒバちゃんは表向き「コケボウ姉さん」といいながら、実際のところはコケボウの足をひっぱることに躍起になっている。第一、「姉さん」と言うこと自体、「年増おんな」と言いふらしているようなもんだ。それどころか、この間コケボウが新社屋で転んで、おでこを殴打したことで、記憶喪失したとか、「人間らしい行動に問題が生じている」とか、言っている。

このことは僕が腹立ちまぎれに言っているのではない。僕にそんな勇気があれば堂々と総選挙の話を書いているよ。ウソだとお思いならKABファン倶楽部通信vol.149の編集後記をお読みになればいい。そこには僕ですら口をはばかるようなことが書かれている。

対するコケボウも負けてはいない。最近は多数派工作に駆け回っている。最初に犠牲になったのは、経験者募集で入社したばかりの営業のT君だ。どうやら社内事情に疎いところを狙われたらしい。まず「仕事はきちんとやってよ」と脅しをかけた。ついで自宅が近く、独身というところに所に目をつけて差し入れを持っていった。なんでも梅干の実をシソと海苔で包んだものに、豚肉の冷シャブだったとか。飴と鞭を使い分けた、この買収工作にT君はコロリとまいってしまった。

他にもターゲットにされている営業部員がいる。もう陥落したかもしれない。この3人はよく部屋の片隅でひそひそ話をしている。3人に共通しているのは、その体型がよく似ていることだ。相当無理すればスマートといえなくもないが、僕に言わせれば「走るより転がった方が速い」体型だ。僕はこの3人を密かにコケボウ3姉弟と呼んでいる。そういえば顔付きも何となく似てきた。

新社屋への移転作業で超多忙な、この時期になぜ、こんな話を書くかといえば、れっきとしたわけがある。いまの社屋ではヒバちゃんが3階、コケボウが5階で、上手い具合に住み分けていた。ところが新社屋ではヒバちゃんもコケボウ3姉弟も同じ2階に同居することになった。コケボウの多数派工作にはそれなりの理由があったわけだ。

タレコミ氏のように物事の表面だけしか見ない社員には分からないだろうが、社内事情に詳しい社員たちは、新しい舞台での権力争いの行方を、固唾を飲んで見守っている。
僕はただひたすらそのトバッチリを受けないよう、祈るしかスベはない。

コケボウのひとこと

無所属で戦うのに疲れたときは、いつでもKAB最大派閥のコケボウ党へどうぞ!
大歓迎しますわ!ちなみに党三役はもちろん、営業の兄弟と火鉢さんです。えへへっ。