あっという間に草むらが枯れてしまった。朝夕の冷え込みも厳しくなった。その枯れ草の中でいきいきと緑の葉っぱを伸ばしている植物がある。水仙の葉っぱに似ているが、やや細身で、中央に白っぽい線が入っているように見える。だいたい田んぼのあぜ道や道端に横一列に並んでいるから、気をつけてみれば気が付くはずだ。

さて何の葉っぱか分かるだろうか。実は彼岸花の葉っぱなのだ。9月終わりから10月にかけて、鮮やかな鮮紅色のビラビラの花弁を伸ばして群生している。曼珠沙華(まんじゅしゃげ)という別名はきれいで、長崎の歌で「赤い花ならまんじゅしゃけ」と言う歌謡曲もあった。しかし墓地に多いところから、地方によっては死に花とか墓場花と葬式花とか呼ばれることもある。

熊本でもよく見かけるが、白っぽい花を最近、見かけてびっくりした。子供のころは赤い花だけという印象だったが、間違いだろうか。群生した花は見事で、埼玉県飯能の近くの巾着田は観光名所になっている。僕もわざわざ見に行ったことがあるが、実に夢幻的だった。

あの花に葉っぱは一枚もない。葉っぱもないのに、なぜ花が咲くのか。不思議だったが、最近、植物に詳しい友人に教えてもらった。花が枯れてからしばらくして芽がでてくる。これから春先まで日光をたっぷり浴びて育ち、他の植物が芽をだすころには枯れ、そして秋口になると花だけが咲く。種子はない。球根が毎年、2倍になって増えていくのだそうだ。自然というのは時として不思議な現象を見せてくれるものだ。

なに、この僕が植物の話を書くなんておかしいと、お思いか。とんでもない。もともと僕は植物が好きだった。育った家の庭は年中、カキの木の日陰で、満足に草花が育たず、近所の日当たりのいい庭がうらやましかった。そのせいかどうか、小学生から中学生ころに、城内の監物台樹木園によく出かけては草木の名前を覚えたものだ。いいたいことは僕は実は繊細な神経の持ち主であるということだ。何回か、このコラムでも書いたのだが、なかなか信じてもらえない。

テレビのCMに出たり番組に顔を出したり、コケボウやクラちゃんとふざけてみせるのは、あくまで仮の姿にすぎない。KABを売り出すためなら、恥を忍んでもやらざるを得ない。社員にこき使われる、雇われ社長の悲しい姿なのだ。それなのに誰も分かってくれない。ついつい彼岸花の悲しい定めとダブってしまう。先日、ある飲み屋に行ったら、酔っ払いから「おい、雇われ社長」としっこく絡まれた。やはり真実を見抜く人はいるものだが、それが単なる酔っ払いというのも、また悲しいね。

さてテレビ局だけに女性アナウンサーをはじめ「華」が多い女性が目立つ。だれがだれということは、これは言えない。話を元に戻して、彼岸花のことだが、あの球根には毒性がある。田んぼのあぜ道に多いのは、ネズミ除けに植えてあるそうだ。一見、あでやかな花には毒があることもある。世の男性よ、よくよく気をつけることだな。

なお、この話と社内の話はもちろん関係はない。

コケボウ、勘違いするなよ。

コケボウのひとこと

あはははははははははははは(爆笑)
「繊細」ということをおっしゃるのに、これだけ長い前振りがいるのですねぇ。
はい!「繊細」ですね。よーくわかりました。

今OA中のCMを撮影したとき、白い彼岸花がたくさん咲いていました。今頃あの花たちの咲いていた所にも緑の葉がでているのでしょうか。毒性を持つ花の咲いている場所で撮影したCMが、鮮やかな毒を放ってお茶の間に届いているのもなんだか必然のような気さえしてきますね。

毒にもならないCMじゃ、せっかく社長が老体にムチうってくださったのにつまんないですものねっ。

いえいえ決して担当者に毒はありませぬ。
ん?でも「綺麗な花にはトゲがある」・・・そうだ!毒ではなくってトゲなんだぁ~♪
なぁーんだ!

え?そんな話じゃない?