また僕の大嫌いな季節が近づいて来た。言わずと知れたバレンタインデーだ。先日、コケボウが「バレンタインって、知ってますか。社長の年代の人は知らないんじゃないかな」と聞いてきた。失礼な。僕だって、当然、知っているよ。「それじゃぁ、次のコラムはその話で。ただし、作り話のモテた話は読みたくないので、ありのままを」といって、風のごとく(本当は地響きを立てて)去っていった。

僕は唖然とした。バレンタインが大嫌いなのは、毎年(熊本に帰ってきてからは減ってきたが)、チョコレートを貰いすぎて、おこぼれをもらう妻も僕も肥満気味になるからだ。おまけに胃も痛くなるぐらいだ。そんな事実も知らずに、よくもコラムの注文をしてきたもんだ。ただし、誤解のないように言っておくが、本命は妻の分だけにしている。だから貰うのは全て義理チョコだ。本命臭いのは、断腸の思いで断っている

それにしても欧米の商業主義に踊らされた行事を輸入して、有難がってチョコを待っている男の気が知れない。九州男児の風上にもおけない。もっと分からないのは、「女性から愛の告白ができるチャンス」なんてホザいている女性心理だ。そういうおしとやかな女性が今時、いるわけがない。いまや男性より強い女性が多すぎる。KABの女性軍団を眺めてもそうだ。たんにカマトトぶっているだけではないか。あるいはホワイトデーの返礼が欲しいだけの欲深さからの行為だろう。だから「だれに贈ろうか」なんて浮き足だった会話なんぞを漏れ聞くとムシズが走る。

ああ、それなのに僕も人の子。若いころは、飲み屋街を徘徊しては義理チョコを集めて周り、「どうだお父さんはモテるだろう」という顔をしていた。しかし、これも息子たちが年頃になると、息子たちの分がはるかに多くなった。妻からは「お父さん、かわいそうだから、私から贈ってあげる」と同情されるようになってはおしまいだ。飲み屋街を徘徊する元気もなくなってきた。会社内での義理チョコも減る一方だ。そこで最近、「義理チョコの法則」なるものに気がついた。年齢と義理チョコの数は半比例するということだ。これは自然の摂理だから嘆いてみてもしかたがない。

そもそも、今回はライブドアの家宅捜索か国会での証人喚問の話を書くつもりだった。それなのにいつものようにコケボウの術中にはまってしまった。コケボウの狙いは分かっている。前回、コケボウの真実の姿が「食い気100%の皮袋」と書いたのを根に持っての報復なのだ。僕には本当は甘い思い出もたくさんあるだが妻との良好な関係を維持するためにも、事実を書くわけにはいかない。KABの男性社員から嫉妬されてもつまらない。ということで、事実を歪曲して、悲しい話を書くしかない。それを見越して、僕に恥を掻かせ、笑い者にしようという魂胆なのだ。

まあ、それもよかろう。賢明なる皆さんは、真実の僕の姿に気が付いているはずだ。はっきり言って、モテている僕を想像していただければ、いいだけのことだ。笑い者になるのはコケボウの方だ。サル知恵ならぬ浅薄な「コケボウ知恵」の限界だよ。

それにしても今年は、何個、義理チョコがくるかなー

コケボウのひとこと

すみません賢明じゃなくて。
いまひとつ真実の姿がみえません。
なんだか今回の話は、中年(老年?)男性の悲哀がにじみ出ていて悲しすぎる(涙)

社長!いいんですってば強がらなくって。