どこの社内でも権力争いは付き物で、ごく最近では日本航空の社長の辞任を求める動きが注目を集めた。KABの社内でもコケボウとクラちゃん(真冬のクーラー)の権力争いが社員の関心を呼んでいたが、クラちゃんが退社したことで、ケリがついた。一説によるとコケボウが裏から手を回して、退職に追い込んだとも言われている。

ということで、最近のコケボウは飛ぶ鳥を落とすほどの勢いがある。まさに一足早い「我が世の春」を謳歌しているかのようだ。社長室にも足音を響かせて、闖入(ちんにゅう)してくる。僕に対する業務命令にもドスが効いてきた。笑い声も「カンラカラカラ」と聞こえてくる。やはり人間、権力を掌握すると、変わるものだな。

とはいえ、どことなくカゲリも感じられる。本人の言葉を借りると「二人は本当は仲がよかった」とか。ひょっとしたら2人は権力争いを通して、お互いを認め合い、裏のほうでは意外と気脈を通じていたのかもしれない。

じつはこの権力争いにも裏があったということを、最近、知らされた。職場で2人の椅子は向かい合わせだったが、その隣にさらに2人の社員がいる。この4人組は自分たちのことを「美人の4人姉妹を主人公にした若草物語と一緒」と吹聴していた。もっとも社内ではだれも認めていないどころか、「バカ草物語」か「アホクサ物語だろう」という評判だった。僕もその見方に賛成だ。

この2人は、いずれもボケが激しく、僕は影で「大歩危(ボケ)」「小歩危」と名づけていた。しかし、これにも異論がある。コケボウらが、どちらかといえば肉体労働者並みの体型なのに較べて、この2人はよくいえばスンナリ体型、悪く言えば栄養失調体型なので「大骨」「小骨」というのが、本当の名前だそうだ。

まあ、それはどうでもいいことで、実はこの2人もそれぞれが4人組の中で主導権を握ろうと画策していた。それにいち早くコケボウが気付き、一見、権力争いを繰り広げていたかにみえたクラちゃんと裏側で手を結んで、2人と対抗していたというのが、最新情報だそうだ。そういえば4人の会話は和やかそうに聞こえても、その内容たるや、相手を蹴落とそうと、波乱に満ちていたことを思い出す。その一部はクラちゃんが執筆していたKABフアン倶楽部の編集後記にしばしば登場している。僕の話がウソだと思われる方は編集後記を読み直していただければいい。

というわけで、単独政権を握ったコケボウも、クラちゃんの退場で、必ずしも長期政権になるかどうかわからない。そこらへんが威勢のよさの裏にそこはかとないカゲリを感じさせるのだろう。さらにクラちゃんの後釜がどんな役割を果たすのか。この後釜は新入りなので人品骨柄は良く分からない。名前の付けようがないが、山鹿からはるばる通勤しているということなので、とりあえず「ヤマンガー」と呼んでおこう。

さてこのヤマンガーがコケボウと結託するのか、2人組の軍門に下るのか。これから権力争いの第2幕が始まる。その展開については、またご報告しよう。

いまはただ、いなくなったクラちゃんのご冥福(失礼、ご健闘)を祈るのみだ。

コケボウのひとこと

今火鉢さんがいなくなって、早や1週間。
悪巧みのタッグを組む相手がいなくなって、少々さみしい思いをしています。
なーんて書くとまた社長から「裏がある」ように言われちゃいそうですが、本当ですよ。

昨日は、社長と一緒に三角西港へ行ってきました。
ワタシの名誉のために申し上げておきますが、もちろんデートではありません。
新しいCMの撮影です。
「魚釣りをしているが、まったく釣れない」という設定なのに、社長ったら釣りあげちゃったんですよぉ。なんて名前だかはわからないけど、大物を。
そのシーンはNGとなりましたが、ゴルフと違って魚釣りの腕前はなかなかのようでした。
新しいCMは4月初旬から放送予定です。
どうぞお楽しみに。

さて、さっそく「ヤマンガー」なんて一歩間違えたら山姥みたいなニックネームをつけられちゃった新人さん。
とってもキュートなギャル(?)です。
みなさまどうぞよろしくお願いします。