どうやら年をとると怒りっぽくなるらしい。僕は老人性速怒症候群と名づけている。テレビの討論会などをみると、ジイさまたちが口角泡を飛ばして怒りまくっている、あの光景を思い出してもらえればいい。僕にとっては全く縁のない症候群だ。と思っていたら、最近はそうでもなくなった。僕もジイさまになったのだろうか。

先日、ポカポカ陽気に誘われて、熊本市の泰平橋からKABの社屋のある二本木まで白川の川沿いに歩いた。4月下旬の暖かさという予報どおり、微風が心地よい。河原にはユリカモメ(?)やカモ類などがのんびり羽根を休めている。よく見ると枯れ草のあちこちで芽吹き始めている。こんな日は仕事をサボって、ゴルフでもしたいなあ。

川沿いの歩道は2車線ぐらいの幅があり、カラーのブロックが敷き詰められている。それなりにきれいではある。ところが歩いているうちに、段々、腹が立ってきた。全く面白くないのだ。味も素っ気もない。車道との間に植え込みがあるところもあるが、大半は緑がない。コンクリートやブロックだけがむき出しになった歩道では、ちょっと暑くなれば、歩く人もいないだろう。要するに歩行者への愛情が感じられないのだ。

僕は以前の仕事柄、大きな都市のほとんどを回った。市内を流れる大きな川の堤防周辺は公園化され、植栽も豊かなところが多い。河川敷にナノハナやコスモスなどが咲き乱れているところもある。全ての河川がそうだとは言わないが、住民の憩いの場所としての工夫をこらしているところが目立つ。たとえば大阪・中ノ島の日銀大阪支店周辺。川べりの遊歩道には沢山の花壇があり、豊な木陰のいたるところにベンチや水のみ場がある。つい遠回りしてでも散策したくなる。大都市だけに限らない。富山、盛岡、青森などいくらでも例はある。
熊本の場合、歩道を作ったのが国か県か市なのかは知らない。確かに大きな樹木を植えると川の土手や堤が弱体化するという話は聞いたことがある。それにしても歩道と車道の間とか、いくらでも工夫する余地はあろう。花壇を作ったり、河川敷に草花の種を蒔くぐらいはできるだろう。むき出しの歩道を延々と作って平然としている、その神経が理解できない。言っては悪いが、お役所仕事の典型ではないか。これが怒らずにおれようか。必ずしも老人性速怒症候群のせいではないと思う。

熊本市はかって「森の都」と呼ばれていた。いまも熊本城から眺めると、大きな樹木が多い。しかし、僕の少年時代を思い出すと、比較にならないほど少なくなった。大きな屋敷が少なくなり、マンションが増えたせいもあろう。このままではご先祖様の遺産を食い潰すことにならないか。熊本市も大きな樹木を植えれば助成金を出すなどの工夫はしているようだ。それだけでなく行政がもっと緑を増やす努力をして欲しい。

ちなみにKABの敷地の周囲にはツツジ、サツキ、トベラ、キンモクセイ、サクラ、山茶花など沢山、植え込んでいる。あと数年もすればちょっとした公園以上に育つだろう。今からサクラの花見が楽しみだ。

今回はちょっと真面目すぎたかな。反省しよう。

コケボウのひとこと

KABはホントに周辺の緑化に少しは貢献できると思います。
引っ越して初めての春を迎えますが、多分サツキやツツジは美しい花を咲かせてくれるでしょうし、今はまだひ弱な感じの木々も数年後には、いい具合の木陰を作ってくれることでしょう。

でもこの調子でバタバタしていると、花や木陰に気がつく間もなく季節が変わっていくかもしれません。
いけない、いけない。
花を愛でる余裕くらいは持って日々をすごしたいものですね。

ん~~~っ♪今日のコラムきれーい。
社長!真面目な話を書かれたからって、反省なさらなくていいじゃないですか。
3枚目気質が騒ぎました??