どうやら僕は「認知症」らしい。少なくともその入口あたりにいるようだ。
先日、ある会合で特別養護老人ホーム「天寿園」施設長の米満淑恵先生の「認知症の介護」という話を聞いた。「認知症」とはかって「痴呆症」と呼ばれた脳の病気だ。いわゆる老人ボケと思えばいい。その症状のいくつかが僕にも該当することが分かった。これは大変だ。

最初に症状の例として挙げられたのが、夜の徘徊。そういえば僕なんか毎晩ではないが、よく飲み屋街を徘徊している。むっ、これはヤバイ。そうかあれは「認知症」だったのか。でもよく聞くと目的を持って徘徊するのはいいそうだ。先生の知り合いに演歌の「岸壁の母」として夜の飲み屋街を徘徊する人がいるそうだ。その心は「もしや(いい女性がいるのではないか)、もしや(楽しいことがあるのではないか)」のスケベ心だそうで、これは目的があるからいいそうだ。僕は女性には興味はないが、上手い酒、サカナ、楽しい店を探しながら徘徊する。目的があるから「認知症」ではないぞ。

と、ここまではよかった。その次に「このようなことはありませんか」というなかに、いくつも該当例があった。たとえば「記憶があやふや」。これはいくらでもある。なにしろ昨夜、何を食べたか、すぐには思い出せない。社内人事の約束なんか、すぐ忘れてしまう。次が「どうもやる気が・・・」、続いて「今までできていたのに・・・」とある。どうも思い当たる節がいろいろあるぞ。

決定的なのが「いま何時?ここはどこ?」だ。なにしろ少し飲みすぎると、時間概念そのものがあやふやになる。「いま何時?」どころではない。店から出ると、帰り道が右だったのか、左だったのか、戸惑うこともある。これは相当、「認知症」が進行しているのではないか。すごく不安になった。えっ、不安を感じるのもこの病気の特徴だって。困ったな。

いや待て。KABの社内を見渡すと、僕より重症の患者がゴロゴロいる。天然ボケの新人アナウンサー「テンボちゃん」なんて、その典型だ。さしづめ若年性認知症というところか。「大歩危(ボケ)」「小歩危」の若草(アホクサと読む)物語姉妹も決して症状が軽いほうではない。なにしろKABファン倶楽部の編集後記を読んだら、「小歩危ちゃん」はFAXするのに自分の職場の電話番号にかけて「このFAXはエラーばかり出る」と大騒ぎするほどだ。もちろんコケボウなんてもっとひどい。僕が社長であることも完全に失念しているのだから。

さて米満先生によると、夫婦では男性の方が先に「認知症」になることが多いとか。その時に面倒を見てくれるのは妻である。だから「奥さんは日ごろから大切にしておいたほうがいいですよ」だって。ああ、この話、10年前に聞いておけばよかった。いまから妻孝行しても手遅れだろうな。

もうひとつ、「認知症」に薬はないが、愛情を持って接し、叱ることは禁物で、誉めたほうがいい効果を生むそうだ。「認知症」患者を沢山抱えたKABが立ち直るには視聴者の皆さんの愛情が必要ということだ。よろしくお願いしますよ。

コケボウのひとこと

大丈夫です!社長!
CM効果で、そろそろ熊本県民のみなさんには、社長のお顔もお馴染みのハズ。
人づかいが荒い!だ、社長とも思わない!だ、と言われてもCMに出続けていただいた甲斐がありました。
夜間徘徊なさっても、必ず「KABの門垣社長だ!」って誰かが最低でも交番には連れて行ってくださいますから。
安心して夜の街へおでかけください。

CMでおなじみの当社の社長が、右も左もわからなくなっていたら、みなさんKABまでご一報ください。
よろしくお願いします。

しかし問題なのは、営業部のおじさまたちかも。
夜中に酔っ払って「俺いまどこ?」って電話なさるのはやめてください。
そんなことは、ワタシにはわかりませんから(笑)
認知症の発症年齢が少し、若くなっているのかもしれませんね。