このところ長雨が続いている。沖縄は入梅したが、まさか九州もこのまま入梅するわけでもあるまい。僕は必ずしも雨が嫌いではない。日々に木々の緑が深くなっていく。そろそろ田植えの季節も近くなってきた。いずれも雨の恵だと思うと、感謝したくなる。おまけに嫌いな(イヤよ、イヤよも好きなうち)ゴルフを断る口実にもなる。

先日は長雨の中、センダン(栴檀)の花を見に行った。熊本では結構、あちこちに自生している。この木にはどういうわけかクマゼミが良く集まるので、子供のころから馴染み深かった。「センダンは双葉より芳し」という諺があるが、別に香りがいいわけでもない。実はこの諺は香木のビャクダン(白檀)のことで、センダンとは種類が違うそうだ。

遠くから眺めると、まるで薄紫のベールがセンダンを覆っているように見える。五弁の薄紫の花びらの中に、濃い紫の筒状のものがある。じっくり見ると、なかなか捨てがたい味があるし、きれいだ。直径1.5センチ程度の小さな花だが、枝先にびっしり咲いているので、遠景では薄紫のもや(靄)のように見えるのだ。最近はいざ知らず、昔は人気があったらしい。枕草子にも「木のさまはにくげなれど、センダン(楝)の花いとおかし」と出てくる。

別に僕は博識なところを見せびらかしているわけではない。殺伐として、残酷な事件が後を絶たず、カネが全てのような世の中では、なかなか樹木の花を見に行く気分にもなれないだろう。しかし、こういう世の中だから、花を愛でる心のゆとりが必要ではないのか。雑木に等しいような樹木でさえ、妖艶な花模様を作る。その自然の摂理に触れるだけで、心が洗われるのではないか。今回のコラムがその一助になれば、とも思っている。てなことは余計なことか。

さてKAB本社に謎の女性がやって来た。春の人事異動で東京支社から編成業務局に転勤してきたのだ。支社の売り込みでは、相当なやり手、仕事師だそうだ。本人にいわせると「引き篭もり症候群」で、休みは漫画本に没頭し、夜は一人で飲み歩くらしい。人吉出身なので、飲むのは米焼酎だけとか。いまのところネコを被っているのか、その正体は良く分からない

彼女を見ると、ついセンダンのことを思い出す。別に容姿のことではない。セクハラの問題があるので容姿のことには一切、触れない。彼女の仕事ぶりは「双葉より芳し」のビャクダンなのか、単なるセンダンなのか、いまのところ不明ということからセンダンを連想するのだ。担当する仕事は、どんな番組を購入し、いつ放送するか、というような編成だ。その手腕次第で視聴率も変化してくる。「パワーフルフルKAB」としての将来は彼女の腕にかかっているわけだ。

個人情報保護から彼女の名前を出すわけにはいかないが、僕は密かに「ナゾセンのワダ」ちゃんと呼んでいる。「ウミセン(海千)ヤマセン(山千)の化物」とゴロが似ているところがいい。心配なことは、彼女の席はコケボウの斜め前なので、コケボウの悪影響を受ける恐れがあることだ。どうかそれを乗り切って「ビャクダンのワダ」ちゃんに育って欲しい

コケボウのひとこと

初めて社長にキレイなニックネーム付けられた人が出現!
自慢でもなんでもないけど、私は花の名前でわかるのは<薔薇・百合・カーネーション・ひまわり>くらいで・・・センダンやらビャクダンやらがでてくると●△$■☆%“って感じですが、美しいニックネームだということくらいは、わかりますよ!
いいなぁ~。ワタシなんて「コケ」だもんなぁ~。(涙)
「コケボウ」なんて、あんまり可愛くないニックネームを付けられた時は、社屋の引越しも控えていたし、きっと社長も忙しすぎて、どうかされていたに違いない!ここらで、きっと目が覚められて、「薔薇ボウ」とか「百合ボウ」とかって命名され直すと思われます。
「コケボウのひとこと」じゃなく「百合ボウのひとこと」なる日もきっと遠くはないですよっ!ん~~~っワタシにぴったり!

ところで「ナゾセン」ちゃんは、」むかし、口の悪さでは社長に勝るとも劣らない、当時の常務に「悪食ハナコ」(アクジキハナコ)と呼ばれておりました。
なんでもよく食べる、大食漢だからです。
社長、ご存知でしたか??