前回、「HGボウブラ」のことを書いたら、もっと詳しく知りたいという要望があった。本人も端役での登場は不満だったらしく、最近は「俺を主役に」という目つきでアピールしてくる。ならば再登場してもらおう。

ボウブラは営業局の一社員だが、広告代理店や知人たちには「部長」と呼ばせている。昨年の春、入社したばかりで、とても「部長」というガラではない。それでも入社早々から宴会を取り仕切り、無様な芸を披露して喝采を浴び、「宴会部長」の名称を獲得したのだから、たいしたものだ。

その彼が営業局の宴会の途中、「発表したいことがある」と突然、立ち上がった。なんでも苦節30年産まれて初めて「彼女」ができたという。会場に不気味な沈黙が広がり、ついで質問が相次いだ。「その彼女は男か、女か」「イヌか、ネコか。まさかネズミじゃないよな」「還暦過ぎたバアサンだろう」・・・。ボウブラは憤然として「立派な年頃の女性です」と断言した。ならば「その女性は相当、眼が悪いな」との追い討ちに「えっ、どうして分かったの」と認めた。かなり度の強いメガネを掛けているとか。

ボウブラの名誉のために行っておくが、顔はどちらかというと愛くるしい童顔だ。ただ、体型はというと、コメディアンの長州小力を一回り大きくしたと思えばいい。学生時代は陸上部で活躍した。もちろんランナーではない。そう、砲丸投げだ。投げるタマと投げる選手がほぼ類似した形をしているというのも珍しい。まあ、母性本能をくすぐるタイプかもしれない。

どういうわけか営業局にはボウブラと同じ体型の社員が3人もいる。お腹の回りは僕の倍ぐらいもある。多分、接待の連続で御馳走を食い過ぎたのだろう。まるで3人兄弟のようだ。ちょっと違った。これにコケボウが入ると、なんていう社員もいるが、僕はそんなことは言わない。というか言えない。なにせ彼女は女性なのだから。絶対に似ていない他人の空似ということもない。ただコケボウとボウブラの仲がいいのは事実だ。面倒見のいい姉甘えん坊の弟という感じなのだ。

さて、ボウブラの「彼女」の件だが、数ヵ月後には、全く報告しなくなった。みんな「あれからどうなったのだろう」と、関心は持っているのだが、ちょっと聞ける雰囲気ではない。しかし、ボウブラといえども僕にとっては愛する社員の一人だ。僕は勇気を奮い起こして聞いてみた。「ああ、あれはダメになった」という返事。「私に女性を見る目がなかったんですね」と言われると、これ以上、追求するのは個人情報の漏洩になるので、止めにした。多分、「彼女」にボウブラを見る目がなかったに違いない

それで落ち込むようなボウブラではない。昼間は営業で走り回り、夜は飲み屋街を走り回っている。なぜ飲み屋街を走り回っているのかは知らない。痩せる気配も微塵もない。相変わらず、職場の雰囲気を柔らかくしてくれている。実にいい社員だ

頑張れ、ボウブラ。これまで30年間我慢してきたのだ。あと10年ぐらいは我慢できるだろう。絶対にいい「彼女」が見つかるよ。

コケボウのひとこと

涙なしには語れない話も、社長の手にかかるとすっかり笑い話になってしまうのねぇ。
別に褒め殺しにするつもりは全くないけど、このボウブラちゃんホントにいいヤツです。
フットワークも軽いし、仕事もできる。(と思う)
なのになぜか、ほんっとに「女グセ」違った「女運」が悪い
社長は、過去の一つもないみたいな書き方をしてますが、人並みにいろいろあったようですよ。しかし恋愛の常なのか、想う人からは想われず思わぬところから想われ、なかなかうまくはいかなかった様子。
そう!ボウブラちゃんを見る女性の見る目もないけど、それ以上にボウブラちゃんの女性を見る目はもっとないってこと。
まずはその「貢ぎ癖」を直さなきゃ。
自力じゃムリなら、あなたの結婚相手くらいワタシが探してあげるからね、悪いようにはしないわよ。
ねーこのあたりでいいかしら。
いろいろ暴露の仕様はあるけど、知りすぎてて書きにくいったらありゃしない。
まずいことも書いてないし、ちょっと褒めておいたんだから、よろしくねっボウブラちゃん
え?何をって?もちろんワタシの大好きなスィーツハートマーク
貢いだらダメ?何言ってるの!ワタシにはちゃんと貢いでおかないとしらないわよっ
えへへっ。
聞きたいという物好きな方もいらっしゃらないでしょうが、ボウブラちゃんの恋愛話、もっとお聞きになりたい方は、いつでもコケボウちゃんのところにお越しください♪
朝まででも聞かせて差し上げます