1月も中旬というのに、なかなかお屠蘇気分が抜けない。というのも仕事初めの4日以来、連日、新年会やパーティーが続いているからだ。ひどい時には昼間と夜の連続というのもある。10日も昼間は福岡、夜は熊本でパーティーがあった。お陰で体重が年末より2キロも増えてしまった。自慢のスマートな体型に陰りが出てきた。

言っておくが、僕はそんなに酷い酒好きではない。もちろん嫌いではない。やっぱり、どちらかと言えば酒好きの種族かなあ。でも新年会やパーティーは私的なものではない。4日だけは東京から元美人の同級生が帰熊したので、プライベートな飲み会だったが、それ以外は全て公式行事なのだ。多少、草臥れていても、営業から「顔を出してくれ」と言われれば、出席せざるをえない。

パーティーに出席する顔ぶれはほとんど一緒だ。特にマスコミ関係者はほとんどメーンテーブル近くの席にひとまとめにしてあるのでなおさらだ。「また、あなたの隣ですか」「もううんざりですね」「昨日はご苦労さん。明日もまた会うんでしょう」なんてのが挨拶代わり。2,3日も連続すると、会話のネタも尽きてくる。

ところで、僕はパーティーの席上では「酒はほとんど飲みません」と言い続けている。事実、ビールを多少、たしなむ程度だ。その代わり、血液をサラサラにするポリフェノールという薬を飲むことにしている。この薬は赤ワインに多く含まれている。仕方がないので飲み物は赤ワインオンリーということになる。周囲の目つきは「高い酒を飲みやがって。焼酎で我慢しろ」といっている。それは誤解だ。最近ではワインも安酒の部類で、高級日本酒の方が、よほど高い。僕はパーティー経費を安くしているのだ。

接待係の女性も心得たもので、僕の顔を見ると、いそいそと赤ワインを持ってくる。中には最初から大き目のグラスになみなみと注いだのを持参する女性もいる。多分、お酌をするのが面倒くさいからだろう。もちろん、僕はその好意を素直に受け止めている。女性たちは影で、僕のことを「ポリフェの社長」と呼んでいるらしい。なんと言われようとかまわない。僕は単に薬を飲んでいるだけなのだ。

昨年末、ある料亭で開かれた忘年会で、女将に「僕は酒を飲まないので、薬のポリフェノールを持ってきて欲しい」と頼んだ。女将は「すぐ持ってきます」と二つ返事。ところが待てど暮らせど出てこない。10分以上たち、たまりかねて催促すると「いま準備しています」。それからさらに10分後、女将が申し訳なさそうな顔で「すみません。薬局に行きましたが、錠剤も液体も売っていませんでした」と平身低頭。僕は顔が真っ赤になった。最初から赤ワインといえばよかったのだ。女将さん、恥をかかせてごめんね。

というわけで、僕の血液はいまやサラサラ。性格もそうだから心身ともにサラサラ人間になったわけだ。もっとも「これでイケメンになった」というつもりはサラサラない。もともとイケメン系なのだからだ。えっ、なにポリフェの副作用で頭がおかしくなったといわれるのか。失敬な。それにしても社内を見回すと、赤ワインを飲ませて、血液ドロドロを直してやりたい輩ゴロゴロいる。それが誰かと言うことはいえないが・・・

コケボウのひとこと

あけましておめでとうございます。
今年初めての「ちょっとひとこと」いかがでしたか?
この原稿、タイトルに「サラサラ」とあり、内容が全く想像つかなかったのですが、なるほど血液のこととは・・・。
しかし、いたずらにもほどがありますよ、社長。
「薬のポリフェノールを持ってきて欲しい」なんておっしゃったら、薬屋さんに走るって決まってるじゃないですか。
うちの社長のタチが悪いのは、冗談をさも本当のことと思ってしまうような、迫真の演技(?)で言ってしまうから。
いくらCM出演で演技を身に付けたからって、ねぇ。
迷惑きわまりない冗談はちょっと・・・。
もっとも、私たちは、それにもすっかり慣れて「はいはい」みたいな感じですけどね。
今日はコラムの締切日にも関わらず、朝から福岡出張、トンボ帰りで新年会、と息つく暇もない社長でした。
こうなると「原稿は書けないから」と許されるハズのないコメントを一度は吐きにやってくるのですが、今日も新年会に出かける寸前「ゴメン!書けなかった」とひとこと。
しかし、長年の(?)お付き合いで、ポケットの中に小さく折りたたんだ原稿が入っていることくらいコケボウ様にはお見通し
時間がないんだから、早く出してくれればいいものを
みなさん社長のひとことにはご注意を。
今年もよろしくお願いします。