梅雨の花といえばアジサイ(紫陽花)。雨上がり、しっとり濡れて、重たげに咲き誇る様は、えもいわれぬ風情がある。アジサイ寺として有名な鎌倉の名月院には何度も足を運んだ。寺内は青一色のアジサイに埋め尽くされている。シーズンになると花見客が殺到し、人混みを掻き分けるようにして歩かなければならない。

我が家でも二株のアジサイが、いま花盛りだ。隣の家にもあるが、いずれも青色だ。ところが熊本市内には赤色が多いのに気が着いた。同じ種類なのに、なぜ青と赤に分かれるのか。酸性の強い土地だと青になり、弱いと赤になるそうだ。酸性の度合いによっては七変化するのもある。名月院では意図的に酸性の強い土にして、青で統一しているそうだ。

今回も花を話題にしようと思っていた。ところが、例のごとくコケボウがこつぜんと現れ、「どうせ書くならKABの花の話にして」命令された。KABの花といっても、そんな社員は見当たらない「誰のことを書けばいいのですか」恐る恐る聞くと、「テレビ局の花といえばアナウンサーに決まっているでしょっ。バッカじゃないの」と言われた。社員にバカ呼ばわりされる身は悲しいなあ。

そういえば最近、アナウンサーがしきりとKABのCM「Look」に出ている。そのことを書いて宣伝しろ、というのがコケボウの狙いだろう。KABのCMといえば、これまで主役は僕に決まっている。その影響アナウンサーの影が薄れ悲哀を感じたのか、ヤキモチを焼いたのか、どちらか知らないが、僕のお株を奪うことにしたらしい。おかげで僕のCMは消え、アナウンサーに取って代わられた。いくらTV局の花とはいえ、僕にとってはハナハナ迷惑な話だ。

CMに出ているのは7人のうちでニューストレインのキャスターの土屋某舩津某、サタブラ司会のテンボちゃんこと矢佐間某の3人。取材や打ち合わせなどの仕事風景を交え、笑顔を振りまいている。僕のCMに較べると、質は格段に落ちるが、それなりに賢く、美しく、可愛らしく映っている。皆さんも我慢して見てやってほしい。さてその反響は、「皆さんに声を掛けられるようになった」とか「見た、見たと言う人が多い」とか。僕ぐらいの人気を得るのは所詮、無理だが、そこそこの評価は得つつあるようだ。

残りの4人は、どういう基準で外されたのかは知らない。そのうちのひとり、オオデ(大手)のヤッチャンこと細谷某「私は名前も顔も売れているから、まあ若手の人たちにCMに出てもらわなくては」と、一見、平然とした感じ。だが、その割には顔が引きつっていた。よほど悔しかったに違いない。何でも一緒に撮影できなかっただけの話で、残りの4人も9月からはCMに登場する予定とか。ヤッチャン、どうか安心してくれ。君がスターになる日も近い。

やはりアナウンサーといえばTV局の花であり、看板だ。CMに出ることで、人気が高まり、視聴率がアップすれば、こんないいことはない。もし、そうならなかったら、だって。そのときは責任をとってもらう。そう言ったらアナウンサーの顔色が青ざめてきた。まるで名月院のアジサイみたいだ。

コケボウのひとこと

社長ったらなんだかんだブツブツ言っても、やはりCMタレントとして夜の街(だけじゃない?)でチヤホヤされるのが快感だったんですねっ。
ま、それはいいとして現在放送中の「Look」シリーズ、ご覧いただけました?
別にアナウンサー陣がやっかんだ訳ではなく、今年はアナウンサーを社長以上の人気者にしたいな、と作ってみました。
ちょっとムチの振るいどころを変えてみたわけです(笑)
実はこのCM1日で3人分収録するという、掟破りのスケジュールで撮影したのですが、3人とも疲れた様子の微塵もなく、順調に撮影できました。
なんてったって、アナウンサーは局の看板、社長のCMを作るのとは訳が違います。
こんなに打ち合わせに時間をとることも、そうはない!って位、GIカットの監督と練りに練って、少々の意見の食い違いもありましたが、最終的にはいい形のCMになったなぁと思います。
それぞれのアナウンサーの名前もロゴ化しているのですが、色も個性に合わせたものになっています。
このロゴはイケメンデザイナーYさんの作品
細かいディテールにもこだわってみました。
このCMでKABのアナウンサーを身近に感じていただけたら嬉しいです。
そういえば、社長でCMを作る時って名前を入れたことあったかなぁ。
みなさん、遅ればせながらですがKABの社長は「門垣逸夫」といいます。
アナウンサーばっかり人気者になったら、それこそ社長がやっかみますから顔だけじゃなく、名前も覚えてくださいねっ。