先日の参院選挙は近年にない大波乱となった。事前に自民党の大敗予想されてはいたものの、これほど民主党大差がつくとは・・・。安倍首相は早々と続投を表明したが、最早、民意を無視した「死に体内閣」でしかない。おそらく政局は激動するだろう。かつての政治部記者としての血が騒いでくる。

熊本選挙区でも民主党の松野信夫氏が、現職で自民党の三浦一水氏を破って初当選した。NHKや民放各局は開票して間もなく、次々と当選を打った。当打ちというのは、前もって各陣営の票読みや世論調査、投票所での出口調査などで、各候補の優劣を予測して、判断する。従って、開票途中で三浦氏の得票が松野氏の得票を上回っていても、松野氏が大差で勝つという予測から、早めに当選を打つことができるわけだ。

ところが、今回はその予測が外れた。開票が進んでも、三浦氏の得票が松野氏より上回るという現象が起きたのだ。開票率が97%前後になっても三浦氏の優位は変わらない。普通、無効票は3%前後あるので、松野氏の当選はありえなくなる。ナマ番組出演のため、すでに松野氏はスタジオに入っている。さあ、どうするか。社内には緊迫した空気が流れる。当打ち間違いとなれば、そのテレビ局の恥というだけに留まらず、社長の責任さえ問われかねない。

実はKABでは熊本市の開票所社員を配置しておいた。候補者ごとに区分された投票用紙の束の山を読み、それを社内に連絡する。この作業で選管の公式発表よりかなり早く票数が把握できるのだ。今回も、開票所の社員から、開票作業が終了して、松野氏の得票がかなり上回っているとの情報が入った。まさに危機一髪のところで、松野氏のナマ番組出演もできた。

実は、僕も若い頃、似たような経験をしたことがある。新聞記者7年生のころ、やはり参院選で福岡県の選挙責任者をしていた。当時は開票作業が郡部や小都市の当日開票と都市部の翌日開票に分かれていた。票読みに自信のあった僕は翌日開票を待たずに、当打ちをした。他社は全て翌日開票待ちだった。しかし、僕の自信は揺るがなかった

ところが翌日開票で、落選候補の得票がうなぎのぼりになり、当選候補はわずかしか増えていない。このままでは逆転されてしまう。ありえない現象だ。社内は蜂の巣を突付いたような騒ぎになった。2時間ほどたって、原因が分かった。落選候補の陣営の選挙立会人が、当選候補の票を点検するふりをして、手元に抱え込んでいた。だから表に出てくるのは落選候補の票がほとんどだったわけだ。くだらない嫌がらせだったのだ。この間、僕は表向き平静を装っていたが、背筋に悪寒が走り、まさに針のむしろに座らせられたような気がした。今にして思えば実に貴重な経験だった。

さてKAB社長社内選挙で選ぶとしたら、どうだろう。いま現在は、対立候補がいない。しかし、密かに機会を窺っている社員はいる。ナゾセンは早くも「いつか社長になってやる」と公言している。「大手のヤッチャン」も僕に対抗意識を持っている。コケボウ泡沫候補だろう。安倍首相のようにならないように、引退のことも考えておこう。

コケボウのひとこと

歴史的な自民党の惨敗で終わった今回の参院選。
政治のことはよくわかりませんが、世のおばさま方を中心に、絶大な人気を誇った「安倍幹事長」だったのか、やはりビジュアルだけで国の舵取りは難しいという当たり前のことを見せ付けられた気がします。
さてKABの舵取りをしているのは、申し上げるまでもなく「社長」ですが、こちらはもともと「ビジュアル」で選ばれたわけではないので大丈夫
みんなから携帯構えられて「こっち向いてぇ~」黄色い声も上がらないかわりに、今のところそっぽ向かれることもなさそう。
ま、ナゾセンさんは密かに(おおっぴらに?)政権交代をねらっているようですが、もうしばらくは「門垣政権」が続くのかも。
もっとも、政権が長期にわたるか短命に終わるかは、スタッフ次第ってところでしょうから、社長も引退を考える前に「ワタクシ達に程よくされる」ことをオススメしますよっ。
ナゾセンさんに気をとられてワタシのこと泡沫候補、なんておっしゃってたら、知りませんよ。
の中でブームの「女帝」ばりに「のしあがっちゃるけん」と密かに(コレはほんとに密かに)野望をいだいているんですから。えへへっ。