甲子園で開かれている全国高校野球選手権大会が、日を追うごとに盛り上がってきた。熊本県代表の八代東は、残念ながら1回戦で敗退した。全国大会の壁が厚いことを、あらためて思い知らされた感じだ。大差の敗北ではあったが、一点を返したことや、爽やかなチームだった印象は強く残った。

特に敗戦の夜だったか、宿舎でのミーティングでの選手たちの笑顔がよかった。恐らく悔しい思いや悲しみもあっただろうに、それを表に出すことはなかった。いかにも高校生らしいも会社では、爽やかな笑顔を見せてはいる。しかし、心の中は、いじめられて悔しい思いをしたり、仕事を押し付けられて苦しかったり、悲しいことだらけなのだ。何となく八代東の選手たちの心の中が分かるような気がする

ところで、高校野球の応援には幾つかの法則があることを御存知だろうか。ひとつは「遠近の法則」という。自分に近いチームほど応援する。まず出身校から始まる。そこが負けると地元、次は県代表となる。県代表が負けると、九州のどこかのチームが応援の対象となる。かつて住んでいた地方のチームもそれに加わってくる。僕の場合、若い頃、秋田、佐賀、福岡と転々としていたので、やはりそこのチームが気になってくる。

次が「判官びいきの法則」。判官とは源義経のことで、源頼朝に滅ぼされたことから、みんなの同情をかい、その延長線から日本人特有の弱者に味方する心情をいう。縁がないチーム同士の対戦だと、どうしても弱かったり、負けそうなチームを応援してしまう。伝統ある強豪より、初出場だったり、名も知らないチームの方に肩入れしてしまう。僕のコラムを読んだ人が、強すぎるコケボウより、応援してくれるようなものだ。これは当然のことだ。

第3が「ドラマの法則」。話題のある選手がいたり、予想もしなかったような試合展開をするチームには応援が集まる。高校野球そのものが筋書きのないドラマの連続だが、それをより盛り上げるチームを応援したくなる。さらにドラマだからヒーローの登場にも期待する。高校野球は教育の一環という立場からすると、ヒーローの誕生は、あまり好ましくないかもしれない。しかし、僕は高校野球を盛り立てるためにも、ヒーローの誕生はいいことだと思っている。

ついでに出場チーム郷土の代表なのだから、応援合戦も郷土の祭りや踊りなど、派手にやったほうがいい。太鼓や鐘、笛などの競演も楽しいだろう。故郷の祭りの登場に、観客もたくさん増えることは間違いない。ところが、これも「教育の一環」ということから、厳しく制限されている。僕はこれも筋違いだという気がする。郷土の誇りを賭けて、応援合戦を展開することも、幅広い教育の一環ではなかろうか。

たかが高校野球、されど高校野球。テレビで観戦しながら、いろんなことを考えさせてくれる。これからどんなドラマが繰り広げられるのか。優勝の行方も気がかりだが、それ以上に途中の経過も楽しめる。ちなみに言っておくが、応援3法則は、僕が勝手につくったもので、高野連公認ではない。

コケボウのひとこと

郷土代表、八代東高校は、数々の奇跡を生み出し、さわやかに甲子園を去りました。
シード校でもなく、県大会を勝ち進み、夢の舞台に立ったナイン。
負けたことはもちろん悔しかったに違いありませんが、その表情は得たものの大きさを物語るようなさわやかなものでした。
本当にお疲れ様でした。
さて、なにやら応援に法則があるとか。
大相撲でも、郷土出身力士というのは無条件に応援しますものね。
外国人力士を否定する気は全くなく、むしろ異文化の中で頑張っているなぁと尊敬するのですが、やっぱり今の相撲界のようにダントツで外国人力士が強くなってしまうと、社長が唱える法則によらずとも、大相撲人気に翳りがでるもの仕方ないのかもしれませんね。
判官びいきについては、どーなんだろぉ。
ワタシ応援するところが負けるのはイヤなので、絶対に勝っている方、もしくは強い方を応援しますねぇ。
なのでワタシが応援するところの勝率はものすごくいいです(当たり前?)
みなさんのなかにも「強すぎるコケボウ」(ホントは決して強くないけど)の方を応援してくださってる方たくさんいらっしゃいますよ、社長。
でもあんまり一般的な応援の仕方じゃないかもしれませんね。
三番目の法則は、これは一番共鳴できるのですが、やっぱりヒーローは必要!
何事も盛り上がらなきゃ始まらない!
去年のハンカチ王子のような、ステキなヒーローが誕生すると、野球がよくわからないワタシでさえ高校野球に釘付けになりますもの。
このコラムにも、いろんなヒーローヒロインが登場しますが、みんな社長のいじめにも負けずに健気に頑張っているのでこれからも応援してくださいねっ。