今年もあと残りわずかとなった。一年間はあっという間に過ぎ去ってしまう。何となく無為に過ごしたような気もする。それなりに、あれこれ仕事をやってきたつもりだが、果たしてどれだけの成果を残せたものやら。無常観に囚われながら、しかたがないので忘年会の酒に、つい溺れてしまう。

子どもの頃、正月が来るのが無性に待ち遠しかった。単に新しい下着や服や玩具を貰えるからというだけではない。新年には、なにか素晴らしく、楽しく、明るいものが待っているような気がしたからだ。予測もつかないもの、それは未来への期待だったのかもしれない。

ところが年をとるにつれて、といってもここ数年のことだが、「来年も代わり映えのしない一年になるんだろうな」という予感のほうが強くなってきた。ひとつには生活環境も仕事の内容も、ガラリと変わるわけではないからか。来年も今年の延長線でしかないとしか思えない。もうひとつは未来への期待が薄れてきたからかもしれない。はっきりいえば、人生の先が見えてきたということか。

僕の化石時代、ジイサン、バアサンたちは正月がくると、ブツブツ呟いていた。記憶は定かではないが、なんでもこんな和歌だったように思う。「正月は 死出の旅路の一里塚 目出度くもあり 目出度くもなし」。お目出度い正月に何ということをいうのだろう。僕はすごく嫌だった。だから、いまもこの和歌を覚えているのかもしれない。いや、にわかに思い出したところを見ると、僕も完全にジイサン、バアサンの世代になったのかもしれない。どちらだろう。

先日、熊日に厚生労働省が発表した都道府県別の平均寿命の記事が載っていた。熊本男性10位79.22歳女性3位86.54歳とある。火の国の女性は男性より7.32歳も長生きする。やっぱりそうだろうなあ。別に驚きもない。ところで長生きする都道府県を見ると、男性の場合、上位に神奈川、東京、静岡など経済的に豊かではあるが、必ずしも生活環境に恵まれているわけではない。逆に女性の場合は、沖縄、島根、富山、鳥取など、どちらかというと貧乏県が多い。熊本もやはり貧乏県か。これを分析すると、面白い結果がでるかもしれない。

おっと、今回はそんな話ではなかった。熊本の男性の平均寿命からすると、僕はあと何年、生きることができるか。正確にいうと僕の年齢がバレて、企業秘密に抵触するからいえない。が、おおむね、あと15歳ぐらいは生き続ける計算だ。ちょっと待ってくれ。産まれた赤ちゃんが中学校を卒業する年齢ではないか。

これはいけない。ジジイ臭くしている年齢ではない。「死出の旅路の一里塚」なんて、とんでもない僕の未来は春秋に富んでいる愛も恋もこれからの人生ではないか。でも、気になる言葉がある。コケボウが長生きするのは間違いない。しかし、僕の場合、「佳人薄命」とならないか。それだけがすごく気がかりだ。

コケボウのひとこと

たしかに、小学生の時は長い長い2学期の後になってくるからか、お正月がとても待ち遠しかった気がします。
父親の長くて恭しいかどうかさえよくわからない新年の訓示を聞いたあとにやっともらえるお年玉。
待ち遠しかったのは、お正月には、新しいお洋服を着せてもらい、日ごろ会わない親戚一同から頂戴するたくさんのお年玉にニンマリする位しか、子どもにはビッグイベントがなかったからかもしれません。
社長の年齢(企業秘密でもなんでもない)くらいになると時間が早く過ぎる、と社長はいつもおっしゃいますが、我々若者(?)でも、ちょっとバタバタしているうちに今年も終わりそうで、ビックリしてしまいます。
なんだかよくわからない「長生き」のお墨付きを社長からもらっちゃいましたが、昔よくことわけのわからない頃「美人薄命」という言葉に引き付けられるものを感じ、勝手にワタシって薄命かも~と空想の世界で遊んでいたおめでたい私はやっぱり「長生き」するような気がします。
見落とすところでしたが、愛も恋もこれから・・・!なんで??
いったい誰のお言葉?
この変な野心こそ長生きの秘訣なのかもしれません。
よって「佳人薄命」は、たとえ社長が「佳人」だったとしても当てはまらないなっ。
大いに長生きして、もっともっとKABのために働いてくださいね。