梅雨ごろの花といえばアジサイがまず浮かんでくる。でも、この時期には、ほかにも美しい花が咲き誇っている。しかも、どういうわけか白い花が多いようだ。雨に打たれて咲いている白い花には、アジサイにない別の魅力がある。

その代表がタイザンボク(泰山木)だ。高さが20mぐらいまでになる。葉っぱは濃緑で分厚く、風格がある。純白の花も大きく、蕾でも大人のこぶしぐらいだ。花の王様といってもおかしくない。名前から察するに、中国伝来か日本古来の樹木のようだが、実は明治6年にアメリカの南北戦争で有名なグランド将軍日本に贈ったのが由来だそうだ。この時期、樹下に立つと芳しい香りがする。

香りといえば、なんといってもクチナシの花だろう。甘い、芳醇な香りには、ついうっとりさせられる。香りの女王といいたいほどだ。もともと一重咲きだったが、最近では園芸種で八重咲きのが多い。ただし、実を付けるのは一重咲きだけだ。熊本市内の立田山に、この原生種があるが、知っているひとも少ないようだ。立田山自然公園の泰勝寺跡に行けば見られる。

ボクが一番、好きなのがヤマボウシ(山法師)の花だ。これとよく似た花に、4,5月ころ咲くハナミズキがある。樹木全体が白か薄紅の花に覆われた様子は華麗というべきだろう。この樹木もタイザンボクと同様、アメリカから贈られたものだ。なんでも日本からワシントンに贈られたソメイヨシノの返礼だったそうだ。

ヤマボウシハナミズキ親戚関係にあるが、ヤマボウシは昔から日本にあったようだ。名前の由来も、花の姿が山法師の被った白頭巾を連想させるからだ。昔は山中にしかなかったが、最近では、庭先や街路樹として見られるようになった。

ボクがなぜ、ヤマボウシ好きかというと、まず花の姿がいい。真っ白い4枚の花弁が十字架状に開き、真ん中に緑色の坊主頭のような突起がある。実は花弁に見えるのは総苞で、本当の花は坊主頭に見える部分だ。ハナミズキのような華麗さはないが、清楚で、可愛らしく、しかも貴婦人の雰囲気を漂わせている。ボクの彼女に似ているから好きなのではない。誤解ないように。

次に、この花は葉っぱの上に咲く。つまり樹冠の方に咲くのだ。だから樹木の下から見ると、花はまばらにしか見えない。この木を上からや横から眺めると樹冠全体が白色の花に覆われているように見える。見せびらかすことなく、咲き誇る様は、本当に奥ゆかしい浅薄さがない、その様子はまるでボクの姿を思わせる。

この花を見たいと思う人は、熊本市の辛島町電停の四つ角に行かれるといい。肥後銀行の斜め前の角に一本だけある。ちょうどいまごろ満開のはずだ。残念なことに、この木に気づく通行人はほとんどいない。ボクも最初は気づかなかったが、肥後銀行の前に立って、初めて見つけた。

今回も、つい花の話になってしまった。花を愛でるような風情も知識のかけらもないコケボウにとっては、何の話かさっぱり分からないだろうなあ。

コケボウのひとこと

悔しいけどおっしゃる通り
花についてはまるでチンプンカンプンです。
先日も、花瓶の花に「あら!きれいなカーネーション」と知ったかぶりして言い実の父親から「トルコ桔梗も知らないのか!!」と叱責されたというか呆れられたところです。
「その歳になって花の名前もよくわからんなんて親が笑われる(怒)」と言われましたが、この歳だからこそ、もう誰も親のせいになんてしやしないから大丈夫よっお父さん♪
なのでヤマボウシが「奥ゆかしい」のかどうなのかさえもよくわからず、ましてやそれが社長のようなのかどうかなんてわかるハズがありません
(奥ゆかしいなら違うでしょ、とは思うけど)
ワタシがわかる花・・・薔薇、カーネーション、カスミソウ、百合、チューリップ、桜、ひまわり・・・くらいかなぁ。
カラーという花ご存知ですか?
花についての知識は、この花のことをつい最近まで「ねぎ」の新種と思っていたというお粗末さです。
今回は反論も出来ず悔しいので、これからは花を愛でる人になるぞ!と思わないわけではないけど、おそらくムリ・・・完敗(泣)トホホ。
華道だってやってたんだけどなぁ。