世間は広い。人の好みもそれぞれだ。「蓼食う虫も好き不好き」というぐらいだ。ところが最近の風潮をみると、余りにも画一的だ。例えば、メタボ症候群や肥満が眼の敵にされている。太らない食べ物やサプリメント、体型をスリムにする運動器具や体操が喧伝される。女性に「最近、太りましたね」なんて言おうものなら、「セクハラ」非難される。「ふくよか」という言葉も死語になりつつある。

しかし、歴史的に見ると、「ふくよか」というのが美人の代名詞だった時代が古代から、ずっと続いてきた。奈良時代の鳥下女屏風や樹下美人図、吉祥天画像などはいずれも下膨れの肉付きのいい女性だ。江戸時代の浮世絵の美人画も、容姿は似通っている。日本だけではない。欧州でもルノアールゴーギャンなどの女性の絵画もやはり痩せた女性は描いていない。

食べる物も満足になかった時代、ふくよかに育つというのは、ある意味、冨の象徴であり、理想の姿だったのだろう。そればかりではない。豊穣な肉体は豊かで、多産系の現れでもあり、宗教的な意味も持っていたはずだ。いわば自然なままの美の姿でもあった。断っておくが、ボクはコケボウの弁護をしているわけではない。コケボウとは全く関係のない話だ。そんなセクハラ的話題を取り上げる勇気は、ボクにはない。

ところが、近年は飽食の時代だ。誰もがちょっと油断すると、ふくよかになりすぎるようになった。加えて健康志向の高まりに伴って、美の基準も変わってきたのだろう。だからといって、痩せてスマートな女性が美人の唯一の基準というのは、絶対におかしい。いろんな好みが許されてもいいではないか

ボクの先輩に「デブセン」を自慢する人がいた。彼は肥満が美の基準として、肥満の女性を専門に攻略していた。だから「デブセン」というわけだ。毎晩のように肥満過多の女性がいるスナックに通い詰めていた。別の先輩は、ガリガリに痩せた女性が好みで、彼は「ホネセン」と自称していた。両極端はともかく、やはりいろんな美の基準があったほうがいい。

話は変わるが、ボクの周辺に、ボクと食事したり、呑みたいという女性が全くいないわけではない。ある時、社内で、そんな話題が酒席で出たそうだ。で、ヨゴレヒゲが言うには、ボクと付き合う女性「ジジセン」だそうだ。幼少のころ、ジイサンに可愛がられ、その後遺症から、いまだにジジイが好きということだそうだ。さらにヨゴレヒゲは「ジジイと付き合う分には安全だからなあ」と放言した。

ボクはムカッときた。ところがよくしたもので、クズレヤクザが「それは違う」といってくれた。やっぱりきちんと物事を見る社員はいるものだ。彼が言うには「カレセン」というそうだ。どういう意味かというと、枯れてくたばりかけたジジイと同情心から付き合うことだって。「ジジセン」より悪いではないか。まあ、どちらも男の嫉妬がいわせたのだろう。醜いなあ。それとも社員の眼から見たら、ボクはやはりくたばりかけたジジイなのだろうか。シュン。あとは涙。

コケボウのひとこと

たまに出てくる意図のわからない原稿。
今回もおじいちゃんの独り言のようで、あんまり意味はなさそう。
結局のところ「こう見えてもまだまだイケてますぜ」ってことを言いたいのでしょうか。
若干配慮した風を装って「大丈夫かなぁこの原稿、セクハラじゃないかなぁ」といいながら持ってみえた社長。
実名(?)出てんのワタシだけですもの、構わないでしょうよ。
ちょっとばっかり裕福な幼少時代を過ごしたもので、ルノアールばりなのは自慢です!ふんっ!
悔しいことに社長はジジイで枯れていても(これ本人の弁ですから)この年代の方にしてはメタボも関係なさそうなスリムな体型なので、こういわれても返す言葉もありません。 この話題にタイムリーというかなんと言うか・・・先日ある大型スーパーの薬局の前を通ったところ、にこやかにサンプリングのお茶を勧められました。
勧められたのは血糖値やコレステロール値を下げるというお茶。
ご丁寧なことに「ダイエット効果もありますよ~」余計な一言つきで。
何ですって!?どう見えてるのか知らないけど、どっちも正常!血糖値にいたっては「低血糖」でひっかかるくらいです。
サンプリングしているくらいだから、そのお茶売りたかったのでしょうが、接客業を生業にしている方としてはちょっとお粗末すぎやしませんか?
と言うのはその方、0.1トンはあろうかという体つき。
勧める前にご自分でお飲みになったら?それじゃあ説得力ゼロですよ!(笑)
現代は飽食でふくよかになり、それを解消するためにダイエット茶を飲んだりジムへ通ったり、大変大変。
ルノアールの頃のドレスだと多少体が伸び縮みしても大丈夫そうだけど、最近のお洋服はそうもいかない。
そんな世に反発している訳ではないけど、今のところダイエットもしてないし、いつでもお誘いいただいていいんですよ、社長っ♪
残念ながらワタクシ「ジジセン」でも「カレセン」でもないけど・・・
「ジジセン・カレセン」と言われたことを「男の嫉妬」と切り捨てる社長の前向きな姿勢尊敬いたします。