私事で恐縮だが、先週末、伯母が他界した。94歳だった。残された家族にとっては寂しく、辛く、悲しいことだが、いわば天寿を全うし、大往生というべきだろう。入院していたが、ボケることもなく(ボクはボケかかっているが)、気分がいいと病院のピアノを弾いていた。

1月末には危篤になり、一旦は心臓が止まった。医者も諦めて、「死に水を」と言われ、家族が唇に水を垂らしたところ、突然、目を開けて、心臓も動き出した。その後、20日近くも生きていた。医者は「全く訳がわからない。こんなことは初めてだ」と驚いたという。生命には時として、摩訶不思議なことが起きるものだ。

ボクの母も、今月、92歳になったが、元気なものだ。昨年の今頃は、下腹部を手術して入院していた。しばらくして多少のボケが出てきた。友人の医者に相談したところ、退院させた方がいいと言われた。そうはいってもボクも一人暮らしで、母の面倒を見るどころではない。しかし、母は「一人で大丈夫」と言うし、朝昼夜にヘルパーさんに来てもらうことにした。よくしたもので、退院したら、ボケるどころか、以前より元気になった。

4,5年前、東京から引き揚げる時、母と同居する予定だった。荷物が多すぎて収納できないので、母の家を建て替えたい、といったら「ダメ」と断られた。父が建てた家だからという理由からだ。自分ですぐ近くに空家を見つけて、「ここに住め」と命令された。かくして、いまだに別居生活をしているわけだ。

最近は会うと、親子喧嘩になることが多い。母はボクの顔を見るたびに説教するのだ。「タバコを止めなさい」とか「飲み過ぎないように」とか「夜更かししちゃダメ」とか、口うるさい。ボクが「もう子供ではないのだから、いい加減にして」とでも言おうものなら、「なんば言よっとね。あんたはいくつになったっちゃ、私の子供たい」で、チョン。ボクに勝ち目はない。所詮、自分の子供は、幾つになっても子供扱いということだろう。

考えてみると、会社ではコケボウたちにいたぶられ、食事に行けば婆やから笑い物にされ、ではから子供扱い。僕には三界に気の休まる場所がないのだ。女性が長生きし、男性が短命なのも当たり前だ。多分、コケボウも婆やも90歳はおろか100歳まで生きるに違いない。「佳人薄命」という言葉があるし、ボクの余命は短いはずだ。

ところで、先週末は恐怖のバレンタインデーだっ た。何を、いくつ貰ったかは、口が裂けてもいえない。少なければ「当たり前だ」とバカにされる。多かったといえば「見栄っ張り」「虚飾家」と非難されるか らだ。東京にいる某女から沢山のチョコレートが届いた。某女は数年前までKABに勤めていた。「だれも手を出さない」ということから、「真夏の火鉢」または「真冬のクーラー」と呼ばれていた。でもコケボウと比べると、まだマシで、本人もこの呼び名が気に入っていた。

噂では、その彼女に彼氏ができたらしい。ということで、彼氏と熊本に帰ってきたときには「御馳走をしてほしい」という下心が見え見えだ。送り状には「合コン&コラム掲載希望」と書かれていた。やはり、女性はどこに行ってもしぶといなあ。

コケボウのひとこと

会社では威張っている(?)社長がお母様に「いくつになったっちゃ、私の子供たい」と生活態度を注意されているなんて、なんだかほほえましいお話ですね。
還暦をとっくの昔(でもないか)に過ぎた息子でもお母様にとっては子どもであることに変わりはなく、いつまでも心配の種なのでしょう。
我が家のコケボンもやっと中学1年生。
生意気にも「もうボク中学生なんだからっ」とプン!とした顔をして見せることもしばしば。
先日彼がインフルエンザにかかったときも(予防接種したにも関わらず・・・涙)、タイトなスケジュールの中、二日も休んでつきっきりで看病したのに、40度の高熱のなかにあっても「大丈夫だから寝せて」と冷たい冷たい。(涙)
日ごろは鬼のように言われている私も、コケボンのことになると全くフニャフニャのダメダメちゃん。
病気なんてされたら、頭は悪い方向へしか回転せず、高熱の中眠られると「このまま起きないんじゃないか」と思い「頭が痛い」と言われれば「何か悪い菌が入り込んでいないか」と、その症状が改善されるまで姿が見える場所から離れることができません。
カンガルーがうらやましいと本気で思ったりもしますが、コケボンは人間の子でよかったと心底思っていることでしょう。
無事に二十歳を迎え、厄年を乗り切って還暦、古希と絶対に元気に育ってね、と願ってやみません。
その前に私が90まで大丈夫か?という問題はありますが、これはクリアできるでしょう。
社長の説にあんまり同意したくないけど「女性はしぶとい」、これはあたっているかもしれません。
しぶとくて結構!60過ぎても注意されるような生活態度だということに問題があると思うのですがいかがでしょう。
社長のお母様♪社長が規則正しい生活を送る事ができるようになるまでは、元気で長生きなさってくださいね。