ミヤマキリシマが満開と聞いて、阿蘇の仙酔峡に出かけた。麓から見ると、中腹あたりが薄いピンク色に染まっている。これは期待できると、胸が躍った。7分咲きぐらいのもあるが、全体的にはほぼ満開に近い。咲き始めは紫紅色が強いが、満開になると桃色、盛りを過ぎると白っぽくなる。ピンク色といっても様々な変化が見られる。

花は2センチぐらいで、かわいらしい。それが樹冠全体を覆うほどに咲き乱れ、壮観と言ってもいい。朝日に照らされた仙酔峡は花の陰影が全面に展開して、見あきることがない。まさに地名のように仙人も酔うほどの美界が 広がっている。昨年は夕刻に訪れたが、朝方の方が陰影が強いこともあってか、見栄えがいい。ミヤマキリシマの灌木の林に足を踏み入れる。思わず知らず、前 へ、上へと進んでしまう。気がついたら一番高いところまで来ていた。谷を超えた向こう側の斜面もミヤマキリシマに覆われている。この辺一帯には5万本前後あるとか。

中腹の頂には高岳や鷲ヶ峰で遭難死した人の慰霊碑や菩薩(?)像がいくつも置いてあった。慰霊碑のそれぞれに深い思い入れがあるのだろう。空想の輪が広がる。眼下に広がる紅色の絨毯を見ると、亡くなった人たちの魂も浮かばれたに違いない。散策していると、時の経つのも忘れてしまう。できれば一日中でも居たいぐらいだ。

実は4,5日前、宮崎県と鹿児島県にまたがるえびの高原に行った。まだミヤマキリシマの花の季節には早すぎ、チラホラと散見されるぐらいだった。恐らく高度が高いので、遅れて咲くのだろう。こちらのミヤマキリシマは地面にへばりつくぐらい樹高が低い。それに比べると仙酔峡の方は、久留米つつじと同じほどに大きい

平日というのに仙酔峡には沢山の観光客が訪れていた。ほとんどの人がカメラ片手にうろついている。ボクが行ったころには、駐車場はほぼ満杯。10時半過ぎには、駐車場の手前に長い車の列ができていた。土曜、日曜日は相当、混雑するらしい。国道から10分ぐらいの距離だが、2時間、3時間待ちも珍しくないそうだ。みなさんには早朝の訪問をお勧めする。その方が景色もより美しく見える。

帰りに内牧温泉近くの「はな阿蘇美」にバラを見に行った。しかし、こちらの露地植えのバラはまだ1週間か10日ほど早いそうで、断念。再度、訪れることにした。まあ、一回でふたつ楽しむのは贅沢ということか。

えっ、仕事をサボって遊びにいったのか、だって。とんでもない。KAB主催のレディースゴルフ大会の前夜祭が阿蘇であった。一泊せざるをえなかったので、翌日、仙酔峡にでかけたまでだ。言ってみれば時間の有効活用をしたまでだ。なにも非難されるいわれはない。第一、ボクが社内に居なければ、社員だってのんびりできて喜ぶではないか。いくら鈍いボクだって、それくらいのことは分かる。そうそう、大会は盛大に開かれ、大成功した。

来年は正々堂々と会社をサボって、ミヤマキリシマとバラを見に行くぞ。なにか文句があるか。

コケボウのひとこと

うわぁ・・・・花の話。
あちこち行かれましたねぇ。
社内にもキレイな花はたくさんおりますのに。
わざわざ遠くにおでましにならなくても、ねぇ。
社内に社長が不在だろうとなかろうと、私たちはコツコツと業務を遂行するまでです。
逆に言えば、社長室で社長が忙しそうにされていても、暇があればサボる気もないじゃないのですが、なかなかそんな時間がとれません。
ですから、社長もお気になさらず社内にとどまって、たくさん働いてくださいね。
花がみたい!とおっしゃればすぐさま社長室に飛んでいって、コケボウちゃんの顔をお見せしますからっ。
ミヤマキリシマ・・・これについては降参