女性アナウンサーといえばテレビ局の「顔」だが、なかなか個性的な女性が多い。なかでも周辺の同僚から変人と目されている女性アナがいる。今年春に青森のテレビ局から転職してきた。出身は熊本県南部の某町。ボクは「ボーサイ」ちゃんと呼んでいる。別に「ボーツとしていて最低」という意味ではない。また変人といっても、悪い意味ではない。愛すべき変わりダネというぐらいの意味だろう。彼女を変人呼ばわりする同僚の方がボクにはよほど変人に見えるぐらいだ。

ボーサイがある日、寿司を食べに行った。彼女はすべてのワサビを外して食べた。「最初からワサビ抜きで注文すればよかったのに」とは同行者の弁。どうやら「ワサビ抜き」という言葉を知らないらしい。ひょっとしたら寿司店の店長に遠慮したか、気を遣ったのかもしれない。

別の日は天婦羅を食べに行った。そのときはあろうことか、天婦羅をウーロン茶に浸けて食べた。 普通は「あっ、間違えた」とかいって、止めるはずだが、彼女は最後までウーロン茶で押し通した。「だって出汁とウーロン茶が同じ色をしていたんだもん」 だって。ボクはそういう問題ではないと思う。おまけに「教えてくれなかった彼方が悪い」と、同行者に文句をいったそうだ。

食事だけではない。彼女の運転の腕も相当なものだ。まず、駐車場にまっすぐ駐車することができない。常に斜め駐車になる。車線変更もまともにできない。運転していると、いつも後ろの車から警笛を鳴らされる。なにせ運転免許は7回目にしてやっと合格した。よくぞこれまで事故を起こさなかったものだ。

しかし、これも彼女にはちゃんとした理由がある。彼女が運転免許をとった某町には片側一車線の道路しかない。従って車線変更はしたことがないし、二車線以上の道路を走ると、恐慌状態になるらしい。信号も単純なものしかないから、熊本市内の複雑な信号は全く理解できない。

この手の話題には事欠かない。しかし、彼女は出身地の某町では有名人なのだ。それも変人としてではない。正真正銘の有名人だ。彼女は土曜日の午前中のKABの看板番組「サタブラ」のメインキャスターをしている。その日には町内の防災放送が 流れる。「わが町出身の女性アナウンサー、○○さんがサタブラに出演します。みなさん、テレビをみてください」だって。彼女は高校時代までこの某町で育っ た。彼女はやはり某町が生んだ有名女性アナウンサーなのだ。ということで、彼女の別名は「ボーサイ」ちゃんと言うわけだ。

いま彼女は悩んでいる。近々、東京のキー局に出張して、全国放映の番組に出演することが決まっている。そうなると、某町や熊本県だけでなく、全国的な有名人になるかもしれない。「これ以上、有名人になったら、私、どうしよう」という悩みだ。おそらく防災放送も、大いに宣伝してくれることだろう。

ボクもボーサイちゃんが全国的な有名人になることを期待している。がんばれ、ボーサイちゃん。

コケボウのひとこと

ボーサイちゃん・・・この人の思考回路ばかりは、解読不能
なんともコメントできません。
東京に出張してったものの、無事に何もしでかさず帰ってこられるのか、今の心配はただそれだけです。
本日は、以上。