今年は秋の訪れが早いそうだ。そういえば、最近は朝夕、めっきり涼しくなってきた。なにせ旺盛な知的探究心に、繊細な観察眼、鋭敏な季節感覚にあふれているだけに、早速、秋を探しにいった。えっ、誰のことかって。ボクの事に決まっているでしょう。これがコケボウS姉さんだと、植物の知識といえばチューリップとサクラを識別するのがやっと。季節感は夏と冬の2種類しか分からない。あっ、ちょっと脱線してしまった。

行先は当然、阿蘇産山村のヒゴタイ公園を中心に、高原一帯を徘徊した。徘徊は夜の繁華街で慣れている。外輪山を上っていくと、高原には早くもススキが穂を出していた。ハギもほころび始めている。頬を撫ぜる風はさわやか。木陰に入ると、ひんやりする。空は真っ青に澄み切り、うっすらとした筋雲もたなびいている。これはもう完全に秋のたたずまいだ。

ヒゴタイ公園では、ヒゴタイが4,5分咲きといったところか。つぼみは白っぽい薄紫だが、花が開き始めるにつれて紫色が強くなっていく。満開近くの花は濃紫色。その色の変化を眺めるだけで、見あきることはない。入口ではオミナエシ(女郎花)が満開で、黄色が落ちこぼれそうに溢れている。ちなみに同じような形態で、白い花をオトコエシというが、こちらは一本も見つからなかった。

薄紅の可憐な花はカワラナデシコだ。こちらも満開だった。もう少し歩いていると、小型の藤の花を垂直に立てたようなクガイソウが目についた。色はラベンダーに似ているが、こちらがずんぐりした子供だとすると、クガイソウは紫の和服でたたずむ可憐な貴婦人を思わせる。その横にあるのはフジバカマではないか。しかし、フジバカマは河原や川岸など湿った場所に咲く。高原ということを考えると、ヨツバヒヨドリかヒヨドリバナか。花の形だけでは区別がつけにくいだけに、まあ、フジバカマにしておくか。

ところで秋の七草はご存じだろう。これまで見つけたのはススキ、ハギ、オミナエシ、ナデシコ、フジバカマの5種。のこり2種を探して、大分県のほうまで足を延ばした。残りのキキョウはある野草園で、クズは温泉街の近くで見つけた。なんと七草全てが咲いていたのだ。それ以外にもスズムシが鳴き出す頃、咲き始めるといわれるマツムシソウもヒゴタイ公園で満開になっていた。自然は正直で、温度差に敏感に反応するものだ。草花の世界では、秋満開ということか。

と思っていたら、ヒゴタイの蔭に隠れるようにネジバナ(別名・モジズリ)が薄紅の花を螺旋状に付け、数え切れないほど見つかった。道路際には純白の花のノリウツギも、いまや盛りという感じだ。どちらも初夏から盛夏にかけての花だ。ということは夏と秋が混在しているということだ。日当たりの具合や風の通り道などで、微妙に植物たちも生き方を変えているのかもしれない。

山を降り、下界に戻ると、一挙に猛暑に襲われた。S姉さんやコケボウのいる職場酷暑に近い。植物にとんと興味もなければ、知識のない二人だ。ボクが花の話を書くといったものだから、カリカリと熱くなっているのだ。君たちは恥をかけ。

コケボウのひとこと

チューリップとさくらを識別がやっと・・・否定できませんが、他にもひまわりとバラ、カスミソウくらいならわかりますよ。
例年なら涼しくなる時期ではないはずなのに、最近朝晩はなんとなく秋の訪れを感じさせる気候になりました。
熊本の夏が、これでおとなしく終了するとは、とても思えないので一過性の物と思われますが、夏が去っていくことに一抹の寂しさを感じます。
、というとなんだか浮き足立って、ロマンス(言い回しは古いけど)の一つや二つ生まれるものですが、今年に限って(?)は皆無。
秋に期待をかけるも、ふと見たテレビからは「今年もやります!元気フェスタ」と、またまた次なる大イベントのPRが流れてきて、なんとなく会社に軟禁状態になりそうな予感で期待薄。
会長は色恋もなんもかんも卒業しているので、草花をいつくしむ楽しみで秋を満喫できるようですが、ワタクシこれからまだまだ自分が咲く気なので、草花にまで目がいきません。
無知だ、と会長には、このての話がくるといっつもバカにされますが、歳を重ねてイケメンにも飽きた時のために、花を愛でる楽しみはとっておくことにします。
社員の名前は覚えていないかもしれない会長ですが、花の名前は忘れないのはなぜか?
ふと、思いました・・・この原稿、花の名前が違っていても、多分誰も直せない。
一度事典片手に、確認に出かけなきゃいけないかも。
でも歩くのも苦手。
そうだ!歩くのが大得意な方がいるじゃないか。
愛犬さえ一緒に歩いてくれない、と社長がぼやいていたのはつい昨日
社長、会長なら一緒に散歩もされると思います。
一度、可憐な花を愛でに、お二人でお出かけになってみてはいかがでしょう。
いい考えでは??
ゴルフじゃないから、けんかにはならないでしょ?
せっかく会長が得意なお花の話でしたが、毎度の事ながらうまくお応えできずにスミマセン。
やっぱり花の話は苦手だ・・・涙
S姉さん、得意なら代わってよ。