ついにやった。全国高校野球選手権大会の開幕日、九州学院が長野県代表の松本工を大差で破り、見事に2回戦に進出した。熊本県代表は初戦で敗れることが多く、「1回戦ボーイ」と揶揄されることもあっただけに、高校野球が嫌いなボクも、凄くうれしかった。この調子で、2回戦、3回戦と勝ち進んでもらいたい。

九学の打線は凄かった。初球狙いも含めて長打が次々に飛び出す。熊本大会で、次第に打力を付けてきていたとはいえ、ここまでの爆発力を見せるとは。試合を経験するたびに実力を付けていくチームがあるが、九学がまさに、そういう感じだ。ボクはもちろん、九学を応援していたが、勝利が確実になってからは、松本工に1点でもいいから取って欲しいと思うようになった。典型的な「判官びいき」だ。

判官とは、言うまでもなく九郎判官義経(源義経)のことで、兄の源頼朝に虐げられ、東北へ落ち行く。その身が可哀そうで、同情を買う。要するに弱い者、虐げられた者に対する身贔屓のことをいう。恐らく日本人独特の人情であろう。ボクは日頃からアナゴ社長やヤッちゃんたちにイビられている。当然、KAB社内にはボクに対する同情やひいきがあるはずだ。それが「判官びいき」ではないか。ところが、上を向いているヒラメ族ばかりの社員には、全くない。それどころかアナゴ社長におもねって、陰に陽にボクに辛くあたるのだ。ああ、やんぬるかな。

それはともかく、松本工も1点を返し、「判官びいき」も満足させられた。九学は14対1で初戦を飾った。熊本県勢が2回戦に進むのは実に4年ぶりとか。九学が10年前に甲子園に行った時も4年ぶりの県勢の初戦突破だった。九学は「1回戦ボーイ」の汚名を返上してくれたわけで、なんとなく因縁めいたものを感じさせる。

熊本大会で優勝した時、九学の監督、野球部部長、選手たちが、KABに挨拶に来た。その時に感じたのは、選手たちがいい表情をしているということだ。いわゆるコケボウが好きな「イケメン」というようなひ弱な印象ではない。エネルギッシュで躍動感にあふれ、実にイイ男ぞろいなのだ。野球一筋に掛けてきた男性の自信とたくましさと力強さが溢れていた。甲子園で試合をする選手たちは、さらにその印象に拍車をかけ、磨き上げたようにも見えた。

応援席も盛り上がった。選手の一挙手一投足に拍手や歓声が湧き上がる。この声援も選手たちの士気を高めてくれたことだろう。来年春、新幹線が開通すれば、甲子園にも行きやすくなる。熊本県勢の応援も増えるはずだ。

2回戦は山形代表の山形中央との対戦だ。相手は初出場だそうだが、実力は未知数。それでも九学が初戦の勢いでいけば、勝利も見えてくるはずだ。なんとか3回戦へすすんでほしい。さらに大きく育って、その上まで登ってほしい。KABでは土屋、松原アナが応援実況や取材をしてくれる。九学に負けないぐらい一生懸命に頑張るはずだ。こちらも、ぜひ楽しんでもらいたい。高校野球が嫌いなボクでさえ、声をからし、手に汗を握って応援するつもりだ。頑張れ九学。ボクが付いているぞ

ヤッちゃんのタメ口

いや~九州学院は頑張った!開会式直後でさぞ緊張感があったかと思うが、初回の得点で完全に“甲子園球場”“藤崎台球場”に変えてしまったな。見事だった!
ちょうど10年前に九州学院が県勢4年振りの初戦突破を果たした時、オレ様は甲子園の応援実況の席で熱戦の模様を声の限り実況していた。懐かしいなあ~。(しばらく回想モードに突入する)
九学の頑張りのどさくさに紛れて会長が何かぼやいているようだが、KABの社員には会長に辛くあたる人間なんかいる訳がない。これまで頑張って我々を引っ張って下さった方だ。
感謝こそすれど辛くあたるなんて…。確かに権力トップの座から降りたとは言え、会長の存在感はまだまだ社内でも十分光っている。その証拠に、最も忙しい社員の中の1人のオレ様が相手をしてやっているじゃないか!元気を出せ会長!!一緒に九学を応援しよう!!きょうのオレ様は九学の勝利で機嫌がいいからな、うん。