いよいよ10月1日からタバコが値上がりする。ボクの愛用しているのは300円から410円になる。実に腹が立つ。さあ、どうしてくれよう。この際、禁煙するか。それとも節煙するか。ボクはシェイクスピアの悲劇、ハムレットの心境に立たされている。「生きるか、死ぬか。それが疑問だ」(To be , or not to be … that is the question)というわけだ。

本来なら、理不尽な値上げに抗議して、断乎、禁煙すべきだ。ボクは20歳過ぎから喫煙している。今では、多い日は3箱も吸う。ただし休日は2箱以内だ。世間的にはヘビースモーカーということだ。だからといって決して禁煙できないわけではない。これまでも若い時は、何十回となく禁煙した経験もある。禁煙常習者なのだ。禁煙なんて簡単なことで、明日と言わず今からでもできる。

しかし、何か、心の奥底に、引っかかるものがある。それは、最近の過激な禁煙運動のことだ。喫煙=悪という立場から「喫煙は絶対に許さない」という運動だ。それはいいのだが、どうみても行きすぎではないか。建物の中はもちろん、最近では敷地内も禁煙にするところが急増している。喫煙者との平和共存という思想は微塵もみられない。分かりやすく言えば喫煙者の人権は認めないということではないか。喫煙者と禁煙者の関係は、まさに一方的な犬猿(嫌煙)の仲というわけだ。ボクには最近の禁煙運動は、喫煙者の人権弾圧運動だとさえ思えてくる。

そうなると、値上げを機に禁煙するということは、不当な人権弾圧運動に屈するということにならないか。喫煙を続けるということは、弾圧運動に屈しないということを意味する。喫煙者の諸君、弾圧運動に抵抗しようではないか。いまこそ圧倒的な弱者の立場の喫煙者は立ちあがる時である。

というわけで、ボクは自衛策をとることにした。値上げ前に買い置きするのだ。さて、どれくらいの量を買っておくか。JT(日本たばこ産業)に聞いたら、賞味期限は製造から10ヶ月だそうだ。来年7月までの分なら大丈夫ということだ。ただし、湿気があったり、管理がずさんだと、そんなにもてないかもしれない。あれこれ考えた末、段ボール一箱(500箱、一万本入り)を買うことにした。これだと来年4、5月ごろまではもつ。

代金は15万円。「なんて高い」とお思いだろうが、値上げ後に比べると5万5000円の節約になる。それだけではない。買い置きはKAB社内のタバコの自動販売機を管理しているタバコ屋さんに頼んだ。そのタバコ屋さんが、おまけとしてライター50個か現金4500円をくれるという。もちろん、ボクは現金を選んだ。ところが現金は自動販売機の管理手数料ということで、ボクには1銭も入らず、KABに入るそうだ。まあ、放送外収入が増えるのだから、それでもいいか。

さて、問題は買い置き分を吸ってしまった後、どうするかだ。ここでまた喫煙継続か、節煙か、禁煙か、の選択を迫られることになる。あれこれ考えると、髪の毛が薄くなる。その時になったら、改めて考えることにしよう。

ヤッちゃんのタメ口

タバコの代金で15万円だと~!!「なんてお高い」どころか、まとめて買う金を持ってないぜオレ様は!!なあ、みんなもそうだよな。15万円分のタバコがいかなるものか興味をそそられたオレ様は、会長の相手でもしてやろうと思いわざわざ部屋を訪ねてやった
「どれですか?」と聞くと、会長はうれしそうに本棚の上を指さした。あるある、段ボール一杯のタバコが…。

会長のタバコ対策

*オレ様の潜入捜査?で入手した証拠写真だ!

「そこまでするか…」と、オレ様は内心あきれながらも「まとめて買うなんてさすがですね~」「たしかに先を見て考えるとかなりの節約になりますよね」などと、それなりに敬意を表して話してやると、出るわ出るわタバコに関する話がいろいろ。挙句の果てに禁煙運動とは…などコラムで書かれている事まで熱く語りはじめた。たばこに全く興味のないオレ様はどうでもいいのだが、そこは“心が太平洋”だからきちんと話を聞いてやった。

会長のタバコ対策

*潜入写真は報道規制の結果この写真に差し替えられた!!無念

かれこれ会長の相手をしたあと外に出ると隣の部屋には社長様が。思わず会長のタバコの話しをすると、「さすがは会長!」と、感心しはじめた。「買い占めることがですか?」とオレ様が不思議がると社長様はこうおっしゃった。「あのまとめ買いしたタバコは自分のためのものではない。値上げに困った社員が吸いやすいようにまとめてかったんだよ。さすが会長は心の広い方だ」感心することしきりに。そうか、そうだったのか。会長すまん。
オレ様が大きな勘違いをしていた。社員のことをそんなにも考えていたなんて。それにしても社長様は凄い方だ。会長のそんな気持ちまで瞬時に察するとは。オレ様は社長様をもっともっと見習わなければいけない、うん。