久しぶりに溜飲の下がる本に出会った。喫煙文化研究会が編集した「愛煙家通信」という本だ。まず目次を見てびっくりした。「変な国・日本の禁煙原理主義」「私は吸わない。けれど嫌煙権を振りかざすのはいじめです」「タバコ増税はナチスと同じ禁煙ファシズムだ」「たばこは有害であるという根拠は怪しい」…。まあ、ボクが日頃、言いたいことのオンパレードなのだ。

執筆者も変な人ではない。東大医学部教授だった養老孟司、東亜大学学長だった山崎正和、東京都副知事の猪瀬直樹、ノンフィクション作家の上坂冬子、評論家の金美齢、漫画家の黒鉄ヒロシ、脚本家・作家のジェームス三木、作家の伊集院静、大学教授で経済評論家の森永卓郎など、そうそうたる顔触れだ。学識経験も豊富で、この中には、もちろんたばこを吸わない人もいる

できれば4回も5回もかけて内容を紹介したいぐらいだ。まず「たばこは肺ガンの原因ということを医学的に証明できたらノーベル賞ものだ。…ガンは基本的には遺伝的な病なのだ」そうだ。さらに「戦前の喫煙率は80%以上で、現在の喫煙率は40%を割っている。しかし、肺がん発生率は、戦前は極めて少なく10万人もいなかった。ところが現在は50万人近くの人が肺がんで亡くなっている」ともいう。病理的にも統計学的にも肺がん説はおかしいということらしい。

受動喫煙の害を示す実験に、マウスを小さな箱に閉じ込めて、たばこの煙を充満させると27日目に肺がんが発生したというのがあるそうだ。これに対して、この実験は「狭い所に閉じ込めて、濃度の濃い、煙いっぱいの部屋に27日間もとじこめられなければガンはできなかったという結果にもなる」と反論。日常的にあり得ない環境の下での実験にどんな意味があるのか。このほか、禁煙論者に都合の悪いデータを隠ぺいしたり、公表しないなど、恣意的に行われている実験や統計の例が沢山、出てくる。

逆に愛煙家で長生きした例として、横山大観、梅原龍三郎、市川崑、吉田茂、チャーチル、毛沢東、アインシュタイン、プッチーニなどを挙げている。そのうえで「脳ミソの栄養になるのはニコチンと糖分の二つしかないとされている。発明・発見・芸術の多くは紫煙の中から生まれた」ともいう。

さらに極端な話として「某出版社の社長はヘビースモーカーだったが、突然禁煙に転じ、全社禁煙とした。その社の業績は目に見えて下落した。他にも同じような例がある。打ち解けた会話の不足、脳ミソの栄養を絶った結果としか思えない。すなわち禁煙運動はバカの壁だ」だって。

そもそも社会的な禁煙運動を始めたのはナチス・ドイツだそうだ。そういえば現在の禁煙運動を観察すると、いかにもヒステリックで、ファシズムを連想させる。喫煙=悪という単純な思い込みがそうさせるのか。弱い者いじめでしかないのではないか。

恐らく、このコラムにも批判・非難が殺到することだろう。言っておくが、ボクは単に本の紹介をしただけだ。それすら許されないとすると…。

ヤッちゃんのタメ口

おいおい、またタバコのネタか!本当に会長は“タバコLOVE”なんだな~。
以前タバコ買い占めの話をこのコラムで書いていたが(注・9月29日のボケごとを参照)、あれから1カ月半会長のタバコは凄まじい勢いで減っている。はじめは来年7月までもたせる皮算用だったらしいが、まちがいなく3月にはなくなるだろう。あまりの激しい減り方に「社員にも還元しているのか」と一瞬考えたがそんな事がある訳がない。全て自分で吸っているらしい。
その姿にオレ様なんかとは比べ物にもならないくらい“心が広い”社長様も「会長は汽車(記者上がりなので“記者”にかけている)だから煙がないと動けない」と苦笑いをされていた。
あまりのヘビースモーカーぶりにたまりかね、秘書の西岡さんが注意喚起する紙をわざわざタバコの箱に貼ったのだが、会長本人はどこ吹く風…。ペース落とす訳ではなく、更にこの貴重なページを使って“喫煙をPR”するとは…さすがのオレ様もまいったよ!!
まあ、このコーナーは会長が愚痴を言う“戯言”のコーナーだから“心が太平洋”のオレ様はこの原稿をOKしてやったが。せめてこのコーナーだけでも“愛煙家”として楽しんでくれ。年寄りの楽しみをそこまで奪おうとは思わないから…。

注意書き

※注意書きが添えられたタバコの箱。みるみる間に減っている…