「口は災いのもと」という。お喋りしているうちに、余計なことや、誤解を招くようなことを言って、つい災いを招いてしまう。「舌禍」という言葉もある。松尾芭蕉は「物言えば 唇寒し 秋の風」と詠んだ。最近の例でいえば、仙谷官房長官の「自衛隊は暴力装置」発言国会答弁は2種類だけでいいとの柳田前法相発言がある。どちらも国会で、厳しい追及を受けた。軽はずみな発言で、それなりの災いを被ったわけだ。

でもボクは野党の追及もおかしいと思う。「暴力装置」発言は、確かに自衛隊員の士気に影響するし、災害派遣などを考えると、いささか問題ではある。しかし、「暴力装置」論は政治学や社会科学系では、しばしば引用される用語でもある。前法相発言も、身内の中で、面白おかしく喋ったことだろう。どちらもいささか不適切な発言ではあるが、陳謝するか、訂正すれば済む問題だ。それを、あたかも鬼の首を取ったがごとく、ねっちりと攻め上げる。現在、最も必要なのは、経済対策、円高対応、国防問題など、本筋の論議だ。それを放り投げて、なにをやっているのだろう。有権者も野党の態度に呆れ、政治離れ、支持離れを起こしかねない。そういう意味で、野党側の追及も「舌禍」事件に等しい

ところで、ボクの場合は何だろう。新聞記者上がりだから、やはり「筆は災いのもと」であり、「筆禍事件」というべきだろう。前々回前回のコラムで「肉食系女子」のことを書いたのだが、たちまち災いが降りかかってきた。

まず、高級(?)フランス料理店・「ル・プティパリ」のママことバアヤからは、コラムが掲載された夜に、電話がかかってきた。「和解に応じるか」と、冷たい声だ。えっ、ボクは何もウソは書いていない。店の宣伝にはなっても、損害を与えるようなことも書いていない。そう答えると、「それじゃ訴訟を起こす」と宣告された。それ以来、お客さんが来店するたびに「いま訴訟の準備を進めている」と吹聴しまくっているらしい。

なんでもバアヤの娘さんが、「暴力料理店と言われては、お客さんが減る」と心配しているとか。そんなことは絶対にない。マスターのポチとバアヤは若いころ、フランスに何年も留学し、(フランス語も分からないのに)本場の味を勉強していた。だからポチの味は極め付きだ。フランス直輸入はもちろん、地元の食材も活用しての料理に文句はない。バアヤの肉食系の暴力的言動は、ちょっと我慢すればすむことだ。これくらい誉め上げれば、訴訟も考え直してくれるかもしれない。ちょっと甘いかな。

もう一方の肉食系「お局(つぼね)トリオ」だが、こちらも「私たちをオバタリアン3人組と言った社員は誰だ」と厳しく追及してきた。元新聞記者が取材先を明かす訳がない。そうしたら「絶対に報復してやる」と宣戦布告してきた。なに3人で一人前だから、恐れるに足りない。とはいえ、近所の天麩羅屋でパッタリ会ったので、イモの天麩羅を差し入れしてやった。これで、怒りは収まるだろう。と思っていたら、「イモテンは手付けだ。そのうち会長室に討ち入りしてやる」だって。どうしよう、どうしよう。一応、討ち入りの前に、日時を教えてくれるよう、お願いはしておいた。こうなれば居留守を使うか、トンズラするまでだ。怒りの矛先は広報担当のヤッコダコに向けてくれ

ヤッちゃんのタメ口

まったく、なんで会長のせいでオレ様まで怖い目に会わなければならないんだ!
先週の記事を載せてから“肉食系トリオ”のオレ様に対する目がベリーベリーハードなものになっている!!その中の1人はあまりの怒りに「会長の部屋の隠しタバコに火を付けてやる!!」と恐るべき報復宣言をしていた。会長はどこかでその言葉を聞いたらしく、「会社の金庫にタバコをかくまって欲しい」と泣きついたらしい。経理もいい迷惑だ…(汗)
しかし「捨てる神あれば拾う神あり」。あのコラムが掲載されたあと社長様が心配してオレ様のもとにやって来てくださっただけではなく、トリオの3人にもやさしく声をかけられていた。何という素晴らしいアフターフォロー!!オレ様も見習わないといけないぜ!!
トリオのお姉さま方は、いま年末年始の放送に向けて大忙しの日々だ。会長、肉食系にイモテン(野菜)ではだめだ!肉食系なんだから、きちんと肉を与えないと…おっと、肉を食べていただかないとだめだろう!と言うことで、きちんと3人にご馳走をしてあげてくれ。ついでに、とばっちりを食らったオレ様にも
ただし3人ともスペシャルなグルメだから、それなりの出費は覚悟してくれよ。特に1人の食欲は恐るべきものがあるから…。