東日本大震災が発生して40日近く経ち、熊本にも「余震」の波がじわりと押し寄せてきた。東北と九州とは遠く隔てているのに、大震災の影響は、「間接被害」という形で、確実に目に見えて現れているのだ。現地の被害に比べれば、さしたることではない。実に些細なことだが、逆にいえば、現地の被害の膨大さを改めて認識させられることでもある。

最初の「余震」の現象は、水不足だった。震災発生後、数日したら、近所のスーパーからミネラルウォーターが全て姿を消した。「当分の間、入荷はありません」と張り紙がしてあった。ボクの息子は、液状化現象の被害が出た浦安市に住んでいる。これと言った被害はなかったが、水道が使えないという。生後3カ月の孫がいるのに、ミルクに使う水がない。「何とかできないか」と訴えてきた。

さて、探してもどこにもない。阿蘇の白川水源にも行ってみたが、「注文に生産が追いつかないし、在庫もない」ということだった。ミネラルウォーターのメーカーに手当たり次第、電話したが、どこも同じ返事だった。誰かが意図的に買い占めたわけではなさそうだ。みんな、被災地の窮状を救うために、走り回っているようなのだ。ボクの場合、知人の知人にメーカーの経営者がいたので、急場を凌ぐことができた。

続いて、今度はタバコが一斉に姿を消した。ボクの場合、昨年秋、値上がりする前に、買い置きしたストックがまだ残っていたので、助かった。(⇒ 会長のタバコ対策)それでも休日や遠出をした際に、タバコを切らすと、悲劇だ。外国産はあるのだが、国産品はほとんどが売り切れ。郊外のコンビニで見つけても「一人1個」の制限付きだ。JTに聞くと、フィルターの製造工場が東北で、生産できないとか、関東の工場が計画停電で、計画通り動かないとか、いろんな事情で、正常化するにはまだ時間がかかるそうだ。

それだけではない。建築会社の話では、建設資材や塗料などが品薄で、住宅建設に影響が出ている。経営効率を上げるために、日頃からストックを控えていたのが、裏目に出たのだ。KABでも放送機材を発注しても、IC部品が品薄で、すぐには対応できない状態だ。夜の繁華街も人出は少なく、飲食店もタクシーも悲鳴をあげている。ホテルや温泉旅館もキャンセルが相次ぎ、経営にも影響が出始めた

実は民放各社の経営にも暗い影を落としてきた。広告の出稿量が目に見えて減少しているのだ。特に東京、福岡からの出稿が減っている。宣伝しても、売る商品がなかったり、激減しているからだ。たとえば自動車メーカーは最近、生産を再開したばかりで、売ろうにも売る車はない。もちろん広告の「自粛」という面も否定できない。

ボクが持っている、ごく限られた情報量でも「余震」の例には枚挙にいとまがない。恐らくは日本経済の幅広い分野で同じ現象が起きているはずだ。このままでは日本の経済は予想以上に落ち込むのではないか。といってもボクは悲観ばかりではない。大震災の被害は25兆円にのぼると聞く。この復興には、日本あげての支援が必要だし、日本人の勤勉さから言っても復興は可能だ。いささか不謹慎だが、そこに「復興特需」が生まれてくるのではないか。そこから日本は立ち上がるのだ。ボクはそう確信している。

ヤッちゃんのタメ口

会長の言っている「余震」だが、確かに様々な部分でじわりじわりとオレ様たちの周りにも影響が出ている。有名なヘルメットメーカーの工場が岩手県にあるが(以前はオレ様もお世話になっていた)やはり生産に大きく影響が出たそうだ。更に、先月13日に全線開通した九州新幹線。関西から鉄道で熊本へ来る乗客数が増えたとのデータが上がるなど観光面での賑わいが期待されてはいるが、想像より厳しい状況が続いている所が多いようだ。先日、福岡県の柳川に行って川下りをしたが船頭さんが「春休みのいい時期なのに人が少ない」と嘆いていた。桜が見ごろの丁度良いシーズンでかなり気持ち良かったのに…んっ?オレ様が一生懸命に原稿を書いていると会長がやって来たぞ!何?HPへのアップはまだかって?な~んだ、オレ様の文章を早く読みたいんだな。かわいいじゃないか!
ただ、オレ様の苦労をねぎらいに来たんじゃなくて催促に来たのは納得がいかん!!
まったく、オレ様がどれだけ忙しいと思っているんだ!!社長様が出張しているのをいい事に羽を伸ばすとは。しっかり監視しないといけないな、うん。