豪雨だったり、カンカン照りだったり。今年の梅雨空は目まぐるしく変わる。南九州は、早くも梅雨明けなのに、熊本はまだもたつきそうだ。梅雨につきものの花といえば、純白で華麗なクチナシ。街中では、やや盛りを過ぎた感じだが、甘い芳香を振りまいている。香りでいえば早春の沈丁花、秋口の金木犀に引けは取らない。艶やかさでいえば、やはりノウゼンカズラだろう。赤味がかった橙色の花は、妖艶な美女を連想させる。こちらはこれから夏過ぎまで咲き誇る。

しかし、やはり梅雨に一番ふさわしい花といえば紫陽花(あじさい)だ。雨に濡れそぼる花姿は、雨水に育てられ、大きく成長したようにも見える。別にボクが偏見を持って見ているからではない。ちなみに学名はハイドランジア(Hydrangea)というが、「水の容器」と言う意味だそうだ。雨水をたっぷりと吸い込んで咲くから、そう名付けたのだろうか。昔の人もな命名をしたものだ。

花の色が次々に変わっていくところから「七変化」という別名もある。薄緑色の咲き始めから白色、ピンク、赤、赤紫、青紫、青と変わっていき、花の塊の中で、色とりどりの花弁競い合っているようだ。一般的に土壌が酸性なら青色、アルカリ性なら赤色が多いといわれるが、色を決める要素は酸性度以外にもあるそうだ。花の色が変わるのはハコネウツギやニシキウツギが有名だが、こちらは白、ピンク、赤と、開花が進むにつれて移ろいゆく。白以外は同一色系の変化だけで、紫陽花ほど多彩ではない。

花言葉は「移り気」とか「浮気」とか「変節」などで、あまりいいイメージではない。変わったところでは「辛抱強い愛情」というのがある。これは多分、相手がいくら移り気であっても、じっと我慢し、自分の愛情を貫き通すというところから名づけられたのではないか。純情可憐なボクにはよく理解できる花言葉だ。

ちなみに平安時代の美人の代表である小野小町「花の色は 移りにけりな いたずらに…」と詠んだ。この花は絶対に紫陽花ではない。自らの容色のことというのが、一般的な解釈らしい。まあ、誤解する人もいないか。おまけで言うと、熊本市植木町に小町の生誕伝説が残っている。小町が産湯に使ったといわれる泉水もあり、周辺は小野泉水公園になっている。県内でも知った人は少ないようだ。

関東には。紫陽花の名所が多く、鎌倉のアジサイ寺、箱根登山鉄道の沿線など、あちこちに出かけたものだ。数千本の紫陽花が咲き誇っている景観は、見事というしかない。熊本県内にも、宇土市の住吉公園、南小国町、芦北町、熊本市の江津湖周辺など、あちこちにあるようだ。ところがこちらにはまだ行ったことがない。別に偏見があるわけではない。そのうちに探し歩いてみようと思っている。もし「ぜひここに」というところがあれば、教えてほしい。

ところで、広報担当の前任者のコケボウは完全な「花知らず」で、無知の極みを自慢にしていた。なにせサクラとツツジの区別もつかないほどだ。さて、ヤッコダコはどうだろう。アナゴ社長の御機嫌を取るぐらいの知性と教養しかないから、似たり寄ったりか。

ヤッちゃんのタメ口

まったく、世の中便利になり過ぎるのも考えものだ!オレ様はいま遠く離れた東京でこの原稿を執筆している。 わざわざ大事な会議の合間をぬって、オレ様の細胞のかなりの部分を会長に向けてやっている。それなのに、なんだ!オレ様をコケボウと同列に扱うとはの話題だけに全く持ってバカにするのもはなはだしい…んっ、面白くないか?

それにしても、一昔前まではFAXなんぞを使わなければ遠方から原稿のやり取りを出来なかったのに、今ではスマートホンに原稿を転送するだけで直ぐに見られるなんて…!便利と言えば便利だが、どこでも仕事が出来るのも考えものだなあ~。 えっ、そんなの当たり前だって?会長は入院先の病室でも原稿を書いたって?それは会長は社長様と違ってだからちょうどいいんだよ!おっと、休憩時間が終わった、会議が始まるぜ!