やっとというか、やはりというか、62人目の首相野田佳彦氏が選ばれた。戦後3番目に若い野田新首相は、泥臭さを売り物に「ドジョウ宰相」を自認し、諸課題への取り組みに意欲をみなぎらせている。その課題たるや東日本大震災の復興福島第1原発事故対応円高財政再建など、まさに非常事態といってもいいぐらいだ。おまけにねじれ国会の運営官僚機構の抵抗党内融和といった問題も控えている。それでも国民は野田首相に当面、頼るしかない。本当に期待していますよ

民主党代表選に敗れた海江田万里氏は、敗北の弁で「天の声は天の声。別に変な声だとは思っていない」とつぶやいた。実はこの「天の声」というのは福田康夫前首相の父、福田赳夫前首相が使った言葉だ。今から30数年前のことだ。当時、自民党内は福田氏と大平正芳氏が激しく総裁選を戦い、「大福戦争」と呼ばれた。事前の予想では、福田氏が圧倒的に優勢だったが、蓋を開けてみると、大平氏が圧勝。その時、福田氏は「民の声は天の声というが、天の声にも変な声がある」と嘆いた。海江田氏の発言は、この話を踏まえたものだが、もう覚えている人は少ないだろう。

当時、ボクは前の会社で、政治部記者として自民党を担当していた。いまだ30代の若かりし頃だ。政変ともなると、夜回りの後、会社で情報交換や打ち合わせをして、帰宅するのは午前1時か2時翌朝7時前には朝回りの車が迎えにきた。とりあえず顔を洗って、車に乗り込んで、まず、眠った。目的地近くになると、運転手が起こしてくれる。それからヒゲを剃り、ネクタイを締める。我ながらよく体力がもったものだ。日曜日は夕刊がないから、比較的遅い時間に出勤する。息子たちと顔合わせると、「おじさん、また来てね」と言われたものだ。

そのころ自民党の総裁選では、巨額のカネが動いていた。明らかに一種の買収工作だ。みんなおかしいとは思いつつも、さほど問題にもならなかった。中には何処から幾らもらったと自慢する議員さえいたほどだ。ちなみに2つの派閥からカネを貰う議員は「ニッカ」と呼ばれた。3つの派閥からだと「サントリー」、どこの派閥からも貰うのは「オールドパー」だ。よくできた話だとお思いだろうが、本当の話だ

さすがに時代は変わり、民主党の代表選では、そんなことはない。第一、各グループの代表に、配るだけの資金力がない。またグループ内の拘束力も自民党時代の派閥に比べると、比較にならないぐらい緩やかだ。昔は派閥の親分の話を聞けば、動向はほぼ分かったが、昨今では、議員一人ひとりから情報を集めないと、分からないのではないか。そういう意味では、今の政治部記者は大変だと思う。

翻って、わがKAB社内では、権力抗争は一切ない。それはボクが表から退き、半分、隠居の身だからだ。それなのに、広報担当のヤッコダコは、事あるごとに「おれ様は(アナゴ)社長様派だ」と吹聴しまくっている。ああいうのを「時代遅れの、世間知らず」というのだろう。さしずめ草花に例えると、アホクサ(阿呆草)とか、カワイソウ(可哀草)とかだろう。いやボクは雑草と言っているのではない。雑草にも全て名前があるのだ。

ヤッちゃんのタメ口

確かに、KABで“権力抗争”は一切ない…と言うより、社長様が立派な方だから抗争しようと言う声が上がらないのだ。抗争とは同じ土俵に立って戦うものだが、社長様と同じ土俵に上がれるものがいるはずがない!!

一時は、会長が“社長時代の権力の座”への未練を振り払えず、懸命に仲間を作ろうと裏工作を繰り返していたので、さも権力抗争があるかのようにコラム上では騒いでいたが実際のところ争いになっていなかった。オレ様が把握する限りでは、会長になびいたのはかつての広報担当“コケボウ”だけだったはずだ。ただ、そこで埋もれさせると可哀想だからオレ様が“権力バトル風”に仕上げてやっていただけなのに…。よりによってオレ様を“時代遅れ”“世間知らず”呼ばわりするとは…会長め、オレ様の怖さをまだまだ知らないようだな!!たまにコラムで褒めてやったから調子に乗ったようだな。かつてコケボウが鞭を振ってこき使ったように(本当に鞭は存在するぞ)オレ様のしつけも厳しくしないといけないようだな。広報担当いかに権力を持っているか、思い知らせようではないか!!