秋の花は多彩で、春の花より(おもむき)もある。ボクはその中でも金木犀が好きだ。残念ながら花の盛りは過ぎた。オレンジ色の花は小さくて、どちらかというと地味だ。でも根元に散った花弁は、まるで黄金の絨毯を敷き詰めたように見える。その対比も面白い。思わずウットリと見詰めてしまう。花言葉は「謙遜」「真実」「陶酔」「初恋」だそうだ。小さな花の塊からそれとなく連想できる。

しかし、何と言っても虜(とりこ)にさせられるのが、あの甘い香りだ。昼間の猛暑も和らぎ、秋の日差しに代わる頃、何処からともなく芳香が漂ってくる。その瞬間、「ああ、もう秋になったか」と実感させられる。どことなく「はかなさ」も伴い、モノの哀れを感じさせる香りでもある。数年前、腰痛の手術を受けたあと回復して、あの芳香の中を散策し、金木犀がたまらなく好きになった。

ところが、ご年配の方には「トイレの香り」として敬遠する人も多い。というのも昔は、臭い消しとして、トイレの近くに植えられることが多かった。さらに、その延長として消臭剤にも、あの香りが入れられ続けた。さすがに最近は少なくなったが、その香りが身に染み付いているからだろう。金木犀の罪でもないのに、実に気の毒だ。

花の香りとしてボクが好きなのは、金木犀と並んで沈丁花クチナシがある。沈丁花は2月末から3月にかけて、淡紅色の花を開かせる。まさに早春の香りそのものだ。名前の由来は香木の沈香のようないい香りがすることからだそうだ。2,3年前、ボクは玄関先に沈丁花を植えたが、毎年、ロマンチックな花と香りで楽しませてくれる。一方、クチナシの花は6月から7月にかけて。梅雨も上がり、そろそろ夏の訪れが近づいた頃だ。純白の花弁は清楚という言葉を思い出させてくれる。3つの花に共通しているのは、季節の変わり目に芳しい香りを振りまくことだ。暑さ、寒さの感覚だけでなく、芳香の移ろいで季節の変動を感じるところが、何とも言えない。

断わっておくが、ボクが高齢者になったから、あるいは近づいたから、鋭敏に感じるのではない。もともとボクは繊細な感覚の持ち主であり、季節の変動に心を動かされるのは、少年のころからだ。あっ、また自慢してしまった鈍感な広報担当のヤッコダコには、一生、持ちえない感覚だろう。

ところで、今度の土曜、日曜日はKABの元気フェスタ2011が、グランメッセで開かれる。全社員が参加し、祭りを盛り上げる。ステージでは盛りだくさんなショーを繰り広げ、料理対決やお菓子の製造販売、高校生の食料品・特産物販売など、紹介しきれないほどある。もちろん、焼き肉コーナーもある。同時に「スポーツ&レジャーフェスティバル」も開催され、いろんな体験コーナーも開催される。食べて、遊んで、運動して、大人から子供まで、一日中、楽しめる

元気フェスタは、本格的な秋の到来を告げる催しでもある。金木犀のような芳香はないが、それ以上のものが待っている。皆さんの御来訪を、お待ちしている。

ヤッちゃんのタメ口

誰が鈍感だと!オレ様のように細やかな人間はなかなかいないぞ。オレ様の好きな花は「かすみ草」。花言葉は「清い心」「親切」だ。まさにオレ様にぴったりじゃないか!!
だいたい会長に対してまだまだ言いたいことがあるのに、何重にもオブラートにくるんだようにやさしく表現するオレ様の心遣い。高齢者を思いやるやさしさは、まさに“日本の美”というやつだな。
えっ、思いやる気持ちがあるならコラムを書かせずにゆっくりさせてやれって?ちっちっ、分かってないなあ~。ボケ防止のために仕事を与えてやってるんだ。何もさせないと、日当たりのとても良い椅子の上でうとうとしてばっかりだからな!飽きさせない程度に、かつ不可を与えない程度に仕事与える…コケボウは良く考えたものだ!!
まあ、最後にしっかりと「元気フェスタ」のPRをしているから本人もちゃんとそのあたりは恩義に考えているんだろうな。