日本のエネルギー政策はいかにあるべきか。東日本大震災、福島第一原発事故以来、ボクは真剣に考えている。世間では、ボクのことを極めてチャランポンな人間と見ているようだが、とんでもない誤解だ。問題意識を抱えたボクは、大分県の久住山近くにある九州電力の八丁原発電所を見学に行った。断わっておくが、紅葉を眺めにいったのではない。確かに紅葉は見事で、きれいだったが、それは余禄というものだ。

瀬の本高原のちょっと先から左折し、山道をクネクネと進んで行くと、筋湯温泉近くに白煙が立ち上る発電所が見えてくる。遠目には小さな工場ぐらいにしか見えないが、中は相当、広い。車でないと、とても回れない。普段は入口近くの資料館までしか入れないが、この日は特別の計らいで、一番奥まで見学させてもらった。ここには二つの発電機がある。その一つが2年に一度の保守点検中とかで、地底から吹き出す水蒸気を直接見ることが出来た。巨大なパイプから出る水蒸気は轟音を立て、天空高く噴出する様子は迫力満点だ。

八丁原は日本で一番大きい地熱発電所だ。国内の地熱発電の総量は53万kwで、八丁原は11万kwもある。マグマ溜まりの上に雨水や地下水が貯まった熱水がある。水温は高圧のため300度近い。この地熱貯留層まで2千メートルのパイプを通し、高圧水蒸気を取りだす。水蒸気の温度をある程度、落として、タービンに吹き付け、発電する。タービンを回した水はさらに温度を落とし、地熱貯留層に戻す。いわば循環式で、地下の熱水を一定量保つ仕組みだ。

日本は火山国であり、いたるところに地熱貯留層があるように見える。エネルギーとしては無尽蔵であり、膨大な燃料を必要とする火力発電所や危険性のある原発に代わるものではないか。ボクはこれまで、そう考えてきた。ところが、まず適切な熱水貯留層を見つけるのが難しい。2千メートルとか3千メートルも掘削してうまくいかないこともある。さらに貯留層の熱水も無尽蔵ではない。八丁原でも循環式で水を補給しても2基の発電機を動かすのが限界だそうだ。

問題はさらにある。適地と見られる場所は国定公園内に多く、ここで新たに発電所を建設する許可を得るのは、至難のことだ。さらに近所に温泉地も多く、泉源が枯渇するという不安から、住民の反対も強い。地熱発電の可能性としては3300万kwあるそうだが、現実性があるのは最大でも500万kw程度というから、ハードルは結構高いのだ。「地熱は無尽蔵」というボクの考えは、素人の浅知恵のようだ。「下手の考え、休むに似たり」ということかもしれない。

それでも八丁原では新たな発電装置の取り組みに成功している。タービンを回すのに水蒸気でなく沸点の低い液体を使うのだ。ここでは沸点が36度というペンタンという液体を利用している。この温度だと、余った温泉水でも利用できるから、地熱発電よりは可能性は高いかもしれない。

今回は、つい真面目な話になったが、これもボクを少しでも知的に見せようというミエからきているのだ。浅はかなうえに見栄っ張りでは救い難いなあ。

ヤッちゃんのタメ口

う~ん、どうも会長は仕事が暇になったから時間を持て余しているなあ。

海だの山だのレジャー三昧の後は社会問題について考えるとは!いかに自分を“知的な存在”にカモフラージュするためとは言え元気なことだ。そのエネルギーを、もっと社員のために使ってくれるといいんだが…。

ただ、中途半端に社内で活躍の場を与えると、またまた権力の座への未練が顔をのぞかせてややこしいことになるし…。まあ、今のままで良しとするか!!

そうそう、先日会長がオレ様“肉食系トリオのお姉さま”のために慰労会を開いてくれた。日々働き回っているオレ様たちの姿を見て感動したらしい。よいぞよいぞ!!

場所はイタリアンの素敵なお店。会長からの労いの言葉に、あまり酒が飲めないオレ様もついついグラスを重ねてしまった。日頃はいろいろとオレ様に言いながらもかわいい所があるじゃないか。

んっ?これって会長の“籠絡の策”か!危ない危ない、オレ様とした事が。これからはもっともっとビシビシ鍛えていかないといけないな!!何せオレ様は“社長様派”なんだから!!