今年のコラムは辰年の干支とか13日の金曜日とか、非科学的迷信のような話が続いている。ついでだから今週は占いの話でもするか。占いといっても易占い、占星術、姓名判断、トランプ占い、四柱推命など、いろいろある。ボクは運命論者でもないし、「当たるも八卦、当たらぬも八卦」というのが、基本的姿勢だ。だから、いまさら街頭の占い師のところに行く勇気はない。

さてどうするか。ところがよくしたもので、わが社内に自称というか他称というか「占いの名人」と言われる社員がいた。昨年10月、このコラムに登場した「ランパツ」だ。当時は癖毛を逆立てていたのが売り物だったが、最近は新しい彼女でもできたのか、綺麗に撫でつけている。話のきっかけは、某女子アナが「ランパツ」に今年の運勢を占ってもらったこと。「60年に一度のいい運気だ」とか言われて、ルンルンになり、「あの人の占いはよく当たる」と吹聴しまくっていた。

それならばと、早速、話を聞いた。占いを始めたのは8年前。大阪のある新聞社のカルチャーセンターの四柱推命の講座に通い始めたのがきっかけ。その講座の先生の占いがよく当たるということで、のめり込んだ。いまではいっぱしの占い師の顔をしている。ある若い社員が福岡に転勤が決まった際、見てもらったところ、「病気になる恐れがある」と言われ、実際に体調を壊し、入院したこともある。

四柱推命とは、生年月日時間を聞いて、その人の運気を占う。同じ生年月日の人は、全て同じ運気になる。ところが、その人の育った環境仕事立場などで運気はブレてくる。分かり易くいえば、メトロノームの振り子を考えればいい。振り子が運気で、全て一緒だが、根元は動かないのに、先端は大きくぶれる。環境、立場などによってどのようにブレるかを見る。なんでも「当たるも八卦」の世界ではなく、過去のデータの蓄積で判断するので、占いというより統計学や確率論の世界だそうだ。ボクもインターネットで調べてみたが、難しい用語の羅列で、サッパリわからず、諦めた。

さて、今年のボクの運勢はどうか。多分、運気は上昇傾向で、幸運続きの「ついている年」になるはずだ。ところがボクの顔を見る「ランパツ」の表情が暗くなった。えっ、これはヤバいぞ。彼がのたまうには、ボクの今年は「病気年」で、病気になる確率が高いとか。とんでもないことだ。危険な気配を察したのか、彼はこう説明した。「絶対に病気になるということではない。日頃から健康管理に気を付けて、人間ドックなどで見てもらい、予防策を取れば、病気は避けられるかもしれない」だって。そうは言ってもヤッコダコらと付き合い、劣悪な職場環境の下では、病気にならないほうがおかしいくらいだ。まあ、十分、気を付けるようにしよう。

それでは女性運、恋愛運はどうか。彼は一言、「ない」と断言した。それ以外、何の説明もない。なにかいいことはないのか。「まあ、仕事以外で、勉強するとか資格取得を始めるとかすればどうですか」と、暗に転職を示唆した。やんぬるかな。だれが「ランパツ」の占いなどを信じてやるものか

ヤッちゃんのタメ口

恐るべし“ランパツ”!!ついに“占い”と言う悪戯を持って会長まで籠絡するとは…やはりこいつだけはただ者じゃない!!正直、会長の運命が良いか悪いかは全くオレ様にとって関係もないし気にもならないが、問題は想像以上に“占い”と言う悪戯を使って社内の様々な人間を籠絡しているとは。会長は悪い運勢を吹きこまれたから“ランパツ”を“名人”などと崇めているが、オレ様に言わせればとんでもない。TRICKの山田奈緒子がごとく「全部まるっとお見通しだ!!」と叫んでやりたいぐらいの“曲者”だぞ。

“ランパツ”がオレ様の前の席に来たのは去年の4月だった。以前、奴が報道に居た時にいろいろオレ様は面倒を見てやっていたので久しぶりの再会だったが、オレ様を見るなりニコッと笑って「ヤッちゃん様を占いましょうか?」と言ってきた。まあ、オレ様には明るい未来しか開けていないからどうでも良かったのだがとりあえず占わせてやった。するとどうだ、「あ~っ、まずいな…」などと、1人で暗い顔をし始めた。その時にオレ様はすぐに気付いた。「これが奴の手か!こうやって不安感を煽って社員を籠絡するのか…」。その後、オレ様は社員が奴の悪戯に惑わされないよう見張っていたのだが、オレ様の気が付かない所で活動をしていたとは…。まあいい、このコラムを読んだ社員は気付くはずだ。“ランパツ”の愚策について。んっ、“ランパツ”の奴め、オレ様と目を合わせようとしないぞ。今度、社長様に言って懲らしめてもらわないといけないなあ~。ついでに“コケボウ”も一緒に…。