4月1日にスタートする熊本市政令指定都市。果たして熊本はどう変わっていくのか。熊本の未来像を徹底討論しようという「KABフォーラム2012」が先日、くまもと森都心プラザで開かれた。司会はテレビ出演などで有名な田原総一朗さん。出席者は幸山熊本市長谷口熊大学長、経済アナリストの森永卓郎さん、元朝日新聞編集委員の加藤千洋さんと多士済々の顔ぶれ。これを聞き逃すことはないと出かけた。

田原さんの絶妙の司会もあり、フォーラムは予想以上に面白かった。田原さんは、単に熊本市の将来像を語らせるのではなく、日本経済の行方、国際情勢の中での日本の位置など幅広い視点を森永、加藤両氏に語らせ、そのなかで熊本はどういう場所にいるのかというところに話題を移した。世界の中、日本、九州それぞれの中で、熊本はどう変わっていくべきかという問題提起でもあった。

そうすると東アジアに接点を持ち、九州の真ん中に位置し、州都にもなりうる地政学上の特性が浮かび上がってくる。加えて豊富な地下水・水資源、充実した医療体制と安全・安心な生活、豊かで美味しい食べ物、熊本城をはじめとする歴史的な観光資源、森の都と言われる自然環境…。幸山さんは政令市ビジョンとして「九州のど真ん中!日本一暮らしやすい政令指定都市くまもと」を掲げ、さらにこれらに磨きを掛けていくと強調した。まさにその通りだろう。

同時に、出席者から指摘されたのは、宣伝不足、宣伝下手だった。もう5、6年前だが、「熊本駅前で観光案内の地図を配ったら」という提言に、熊本市の担当者が「観光客なら地図ぐらい持参するのが当たり前」と答えた記事を見た時は、驚き、呆れた。その後も、いろんな人達と話して見ると、「来たい人だけ来ればいい」という意識が根強く残っていることにも気付かされた。お客商売でも愛想もこそもない店もある。まあ肥後モッコスの一種の恰好付けだろうが、県外から訪れたお客さんは良い気はしないだろう。

この日の議論ではでなかったが、ボクは市役所職員の意識改革が最優先だと思う。官民格差というか官高民低の気風が強い。大部分の職員はそうでもなかろうが、中には「俺は偉い」という意識がミエミエで、やたらと権限を振りかざす職員がいることも事実だ。決められた仕事以外は、屁理屈をこねてやらず、民間活性化の動きがあっても、足を引っ張ることしかしない。ボクも何度も経験している。こうした職員が政令指定都市になって、さらに強い権限を持ったら、どうなるだろう。ボクは本気で心配している。もちろん大部分の職員は、そうでないとは思っているのだが…。

なぜ鋭敏な論客であるボクが演壇に登らなかったのか。ボクは登ってもよかったのだが、そうすると他の論客の影が薄くなる。ボクだけが喋ったのでは、フォーラムが成り立たなくなる。主催者としては絶対に避けないといけないことだ。ということで、ボクは涙をのんで断念した。えっ、演壇に登るよう要請はあったのか、って。ボクは最近、耳が遠くなったので、その要請を聞き逃したのかもしれない。「本当は声もかからなかったはずだ」だって。どうしてバレたのだろう

ヤッちゃんのタメ口

まあ、確かに会長が演壇に上がったらそれなりに盛り上がるだろうな。何と言ってもKABが誇る“ゆるキャラ”だ。緊迫している会場の空気が一瞬にして緩むだろうな。それはそれでありかとも思うが…。

そうそう、宣伝下手と人の事を言う前に、自分の会社の番組をちゃんと宣伝しろ!「KABフォーラム2012」の模様は、テレビ放送されるんだぞ!!まあ、PRはオレ様の仕事だからきちんと宣伝してやろう。「KABフォーラム2012」は、3月6日(火)午後7時から放送される。もちろんKABでだ。会場で見た人も見られなかった人も、ぜひ見てくれ。熊本の未来像が徹底的に討論されているからな、おもしろいぞ!!