大型連休の合間というのに、「ちゃんと出勤してコラムの原稿を書け」という業務命令が広報担当のヤッコダコから出た。ボクだって尾羽うち枯らしたとはいえ、まだ現職の会長だ。そのボクに業務命令を出すとはどういう会社だ。上下関係もあったものではない。ボクは完全に無視しようと思った。ところがヤッコダコはいつものごとく「アナゴ社長派」ということをちらつかせ、「あっ、そう。ご出勤されないのですね」なんて、ヤクザまがいに脅してくる。たかがアナゴの威を借るヒラ社員とはいえ、報復は怖い。本来なら温泉三昧のところを、泣く泣く出勤してきた。

とはいえ書きたいものは何にもない。小沢民主党元代表の無罪判決を受け、連休後の政局の話でも書いてやるか。ボクだって元政治担当の新聞記者だ。この方面ならいくらでも筆は進む。小沢復帰は実現するか。消費税増税法案は成立するか。野田政権の行方はどうなるか。自民党への影響はどうか…など触れたいテーマはいくらでもある。ところがヤッコダコは「フン」という顔付きだ。その目付を見ると、「元政治担当記者かどうかは知らないが、カビの生えた知識を振りまくようなコラムをだれが読むか」と見てとれた。そのうえで、「あんたもKABに勤めているんでしょう。少しはKABの役に立つことを書いたらどう」とヌカした。ああ、まだコケボウの方が可愛かったなあ

というわけで、今回はKABの看板番組「駅前TVサタブラ」とウルトラハウスが発行するタウン誌「モコス」がコラボして作った「食べたくなる店 行きたくなる街300軒」を紹介しよう。発行されてからまだ半月足らず。一冊550円という手ごろな値段に、「最強の熊本案内本」と謳ったのが功を奏したのか、なんでも売れに売れている(ヤッコダコが言うのだから本当かどうかは知らない)そうだ。この本の末尾にはヤッコダコの名前も入っており、もし売れ行きが悪ければ、責任を取るつもりらしい。ボクの幸せのためには売れない方がいいのか。なんて、言っちゃいけないなあ。

実は、この本が面白いのだ。まずは「もう一度食べたい読者限定メニュー登場・特別なランチへの招待状」。続いて「毎日の口福時間を約束するランチカタログ~街中編~」「最幸の週末ランチへのご案内~郊外編~」と続く。中には食べに行ったところも何店かあり、懐かしく読ませてもらった。もちろん行ってみたい店のオンパレードに、つい涎が出てきた。今はカネがないが、そのうち行ってみよう。

続いては「サタぶらっ旅&モコスセレクション」として熊本市内の5つの区ごとと、県内6地区の料理屋を中心に、穴場の観光地・行楽地、ユニークな販売店や土産物屋など、多彩に紹介。登場人物は、サタブラで顔なじみの黒木よしひろ徳永千帆子田中洋平らが揃う。見るだけでも楽しく、行ってみたくなる。ついつい読みふけって、ヤッコダコから「おーい、締め切りに間に合わなくなるぞ」と言われてしまった。

やれやれ、これで今週のボクの仕事は終わった。明日からは2泊3日で四国・高知に出かける。物見遊山の旅なんて、とんでもない。正真正銘、叔父の法事のためだ。なにも連休中にとも思うが、こればかりは仕方がない。

ご満悦会長

※本を持ちご満悦の表情の会長。
おいしい店がたくさん載っているとはいえ、
あまり飲みに出かけないように…

ヤッちゃんのタメ口

連休の“合間”だろ、あ・い・ま!!社員はみんな働くために出社しているぞ。(注・ランパツは日頃の“インチキ占い”の成果を認められ長期バカンスを楽しんでいる最中だが)

何!あの“コケボウ”の方が可愛いだと?それはそうだろう、社内唯一の“会長派”(別名で絶滅危惧種とも言う)だからなコケボウは。じゃなければ会長の言いつけ通りにホークス戦の開催時に一日中家に居たりしないだろう。会長は、密かにこのコラムの担当をコケボウに戻すよう画策しているらしいが、オレ様の目の黒いうちはこれまで以上にこき使うから覚悟しろよ!!

と言うことで、今回もぶつぶつ言う会長に(内心はコラムを書かせてもらってうれしいのだが)有無を言わせず原稿を書かせた。オレ様のナイスなトークのお蔭だろうと思うが、不本意ながらこのコラムは人気がある。楽しみにしているファンの方が1人でもいる限り休ませる訳にはいかない。

まあ、頑張って書いたから特別にオレ様が食事に付き合ってやろうじゃないか。(支払いはもちろん会長だ!)ベリーベリーハードな日々を送っているオレ様が特別に時間を割いて付き合ってやろうじゃないか!

さて、どの店がいいかな?早速、サタブラ×モコスのコラボ本で店を探すとするかな…