つい深夜遅くまでテレビにかじり付いてしまった。KABで放映した男子ゴルフの全英オープン選手権だ。オーストラリアのアダム・スコットが2位に6打差付けて独走。南アフリカのアーニー・エルスや米国のタイガー・ウッズらが必死に食い下がる。一打ごとに選手たちの緊張感がヒシヒシと伝わってくる。見ているだけで疲れる。あれはボクらが普段楽しんでいるゴルフではない。格闘技であり、ゴルク(苦)だ。

ゴルフ場がまたすごい。自然そのものということで、ラフにボールが入ったら、とても打てる状況ではない。それにバンカーがいたるところにある。円形で深く、垂直の壁が周囲を囲んでいる。素人ではどんなにやっても脱出は不可能だろう。あのウッズが1打で出ず、2打目をバンカーの縁で腹這いになって打ったのを見て、仰天した。それが206もあるそうだ。グリーンも波打っているようで、打球があちこちに曲っている。もし日本にあってもプレーする人がいるかどうか。少なくともボクなら敬遠するはずだ。

12時ごろになってもスコットのトップは変わらず、ウッズも崩れて後退した。これはスコットの優勝は間違いないと思い、つい寝てしまった。翌日、結果を知って、またまた驚かされた。スコットに大差を付けられていたエルスが後半、4バーディーを奪う。逆にスコットは4連続ボギーで失速し、エルスに1打差の逆転負けしていたのだ。プロといえども幸不運がたえず付きまとっているのに違いない。幸運の女神がほほ笑んだ方が勝利するのだ。

ボクの場合は、最近では常に不運な方しか巡ってこない。技量は確実にアップしている(はず)のに、結果に結び付かないのだ。もっともボクは勝負よりプレーそのものを楽しむのが目的だ。目の色を変えて「勝った」「負けた」と競い合う人達とは人間の出来が違う。「大人は争わずして勝ちを譲る」という言葉があるのかどうか知らないが、そのことを実践している。お陰でボクとゴルフ(ゴッコ)をやりたいと言う人は沢山いる。

先日の土曜日、あるコンペに参加した。ところがスタートから2ホールぐらいで大雨に見舞われた。ずぶ濡れで続けたが、5ホール目にはコースが水浸しになったので中断。あきらめて食事をしていたら雨が上がってきた。そこで一部の人達とプレーを再開したのだが、3ホール目でまたもや大雨。おまけに雷まで鳴りだし、プレーを断念した。一日に2度も諦めたのは初めてだ。これも不運が付いて回っている証拠だろう。

ところで逆転優勝といえば、高校野球県大会の決勝戦もそうだった。必由館が3点リードしていたが、済々黌に7点を奪われ、逆転された。済々黌の優勝は実に18年ぶり。7回目の甲子園出場を勝ち取った。KABの社員には済々黌の出身者が多いが、みんな目の色を変えて、テレビにしがみついたり、藤崎台球場に応援に出かけていた。まあ、どちらにしても仕事にはならないので、他校出身者は見て見ぬ振りをしていた。

それにしても今年の県大会は例年より熱戦が多いように見えた。特に準々決勝ぐらいからは、どちらが勝つのか見当もつかず、ついテレビに見入ってしまった。この激戦を勝ち抜いてきた済々黌の甲子園での敢闘に期待しよう。

ヤッちゃんのタメ口

それにしても、KABは高校野球好きの人間にはたまらないテレビ局だろうな。高校野球を見ることは(仕事中に)きちんとした仕事だし、常に試合の映像が会社に送られているから最新情報も知ることが出来る。(ちなみにKABではパソコンや携帯を使った速報サービスをしている。毎年好評で大勢の人がアクセスしているぞ!)テレビ局だから当然と言えば当然だが、こうして活字にすると改めて凄いと思う。

それはさておき、なんだかんだ言って相談役も高校野球期間中は野球観戦にも励んでいたみたいだ。何故かって?それは、ただでさえ社内で見かけない姿をさらに見かけなかったからな。間違いなくテレビにかじりついていたはずだ。んっ、別に今の言葉に悪意はないぞ?相談役になってますます社内での影が薄くなったなんてオレ様は一言も言っていないからな、勘違いするなよ!