世間にはドでかい人がいるもんだ。先週、アメリカのソース王と呼ばれる吉田潤喜さん(64)がKABを訪ねてこられた時、しみじみ感じた。なにせ裸一貫で渡米し、「ヨシダソース」を製造・販売。今や世界14カ国に進出し、18社からなる「ヨシダグループ」を会長として率いて、売り上げは約250億円に上る。まさに「アメリカン・ドリーム」を実現させた人なのだ。

そんな偉い吉田さんが、熊本の中小企業に過ぎないKABをなぜ訪ねて見えたのか。詳細はよく分からないが、KABが昨秋、グランメッセでの「元気フェスタ」で開いた料理人対決の「グルメPrince決定戦」に興味を持ったのがきっかけとか。約1時間、話したが、億万長者としての偉ぶったところや勿体を付けることは一切ない。仕事への情熱は痛いほど感じるが、実に気さくな人柄を感じた。

その夜、くまもと森都心プラザで吉田さんの講演会が開かれた。ボクは別の約束があったが、この機会を逃せば話は聞けなくなると思い、約束をキャンセルして講演会に出かけた。その講演も見もの、聞きものだった。話術は巧みで、内容も豊富だし、舞台上をエネルギッシュに縦横に歩き回って、観客を魅了させた。

もともとは京都生まれ。大学受験に失敗したことから渡米を決意。なけなしの資金を母親から貰った。渡米直後はどん底生活が続いたが、中学時代から習っていた空手を生かして、道場を開いた。しかし、不況で生徒は3分の1に減少。そんな時、生徒から貰ったクリスマスの返礼に自家製のソースを配った。これが大評判で、「ヨシダソース」の製造・販売を始めた。ところがこちらも順風満帆とはいかなかった。4度も倒産寸前に追い込まれた。それで挫けることはなく、事業への情熱を燃やし続けた。いまでは全米の超優秀中小企業(?)24社のなかに選ばれた。

成功の秘訣について、吉田さんは即断力、実行力を挙げ、情熱(パッション)を持って仕事に取り組むことだという。「とにかくバスを動かせ」と何度も繰り返した。何事も実行に移さなければ、何も進まないという意味だそうだ。ボクのように優柔不断で、先行きの不安を抱え、グズグズ迷っているような人間成功はないということがよく分かった。吉田さんの爪の垢を煎じて飲んでも追いつかない。

観衆の中にボクを見つけた吉田さんは舞台から降りて、「今日はありがとう。よく相手をしてくれました」と握手してくれた。それどころか講演後、出口にいてサインをしたうえで、「10月は必ず熊本に来ます」と約束してくれた。仲介した人によると、元気フェスタでの「グルメPrince決定戦」でヨシダソースを材料にした料理対決の審査員を務めたいそうだ。さらに優勝者を米国に招き、米国のテレビに一緒に出たいとも。話がでかいだけに実現するかどうか。

数日後、某全国ネットワークのテレビ局の深夜ニュース番組に、あの吉田さんがコメンテーターとして出席しているのを見てビックリした。もし、ボクが吉田さんに騙されたとしたら、某テレビ局も騙されたことになる。そんなことはないだろう

ヤッちゃんのタメ口

アメリカンドリーム…なんとも良い響きじゃないか!オレ様はアメリカン…は無理としても“クマモトドリーム”ぐらいは言われたいものだぜ!!

残念ながらオレ様は吉田さんにお会いできなかったが、相談役がここまで書くのだからとても凄い方なんだろう。そうそう、徳永アナはなんでも吉田さんのファンらしく、その言葉に感銘を受けて自身のしるべとしているそうだ。

ちなみに、オレ様が師匠として崇めているのは“松岡修造”さんと“イチロー”さん、そして“社長様”だ。(何度も言うがオレ様は“社長様派”だ!!)
松岡さんからは、あのポジティブでエネルギッシュな姿を。そして、イチローさんからは、発せられる一言一言をオレ様のバイブルとしている。イチローさんの言葉をまとめた本は、落ち込んだり悩んだりした時のオレ様の励みとなっている。そして“社長様”は日頃からオレ様を叱咤激励しながら、いろいろと導いてくださっている。明日(24日)は社長様のバースデーだ。この場を借りて「おめでとうございます」と言わせていただくぜ!!

そうそう、すっかり相談役のことを忘れていたが(何か書かないと拗ねるから一言ぐらい触れておいてやらないとな!!)オレ様が見るに“優柔不断”ということは全くないぞ。コケボウの度重なる難題に果敢に向かい、なおかつオレ様からの厳しい要求にもしっかり応えているじゃないか(結果についてはあえて語らないが…)優柔不断な人間なら出来ないことだ、自信を持っていいぞ、うん。

と言うことで、来週もしっかりこのコラムを書いてくれ。きょうのように早く原稿をオレ様に献上してくれるとオレ様とHP担当の女の子の作業が楽だからな(そう言うように、HP担当の女の子に脅されてしまったぜ…

サイン本と相談役

※吉田さんのサイン本を手に満面の笑みの相談役。