またもや女性の話で恐縮する。なにせ熊本の女性は老若を問わず元気だが、今回は身に染みて感じた。熊本のドラッグストアチェーン同仁堂が、創業100周年を記念して「60歳からのキレイが輝くコンテスト」というイベントを企画した。初めて聞いた時、果たしてどれくらいの応募者がいるだろうと思った。ところが蓋を開けてみると78人もの応募者があった。過熟女のパワー、恐るべし

その書類選考会が開かれた。ボクも主催者との縁で、審査員として参加した。応募者の写真一覧表を見せられた時、ボクは絶句した。まあ老女の集合体ではないか。ところがよくよく見つめると、なかなかの元美人ぞろい。いやこの際、「元」という表現はいらない。募集要項には写真は撮影3カ月以内のものと制限があったが、どう見ても10年、20年前のものもありそうだ。なかには黄ばみかけているものもあった。それでも全体としては、現役としても十分、通用する美しさを保持してる。これは選別するのに苦労しそうだ。何を基準に選別すればいいのだろう。

応募用紙を読んで、またまた驚いた。最年少はもちろん60歳。最高齢は79歳。それぞれが本当に、いまだ現役として活動されている。もちろん自営業以外、会社関係などは退職されているが、テニス、ゴルフ、社交ダンス、フラダンス、山登りなどのスポーツは花盛り。お茶、お花、手芸、絵画、料理、お菓子作りと趣味の世界も多彩。さらに介護はもちろん、手話、病院の清掃、子供への読み聞かせなどボランティア活動にも精を出している。ほとんどの人が輝く人生は「これから」と思っているようだ。

退職後の男性の多くが、えてして自宅に引きこもり、内向きになりがちなのに、この違いは何なんだろうか。ひとつには会社生活で疲れ果てたこともあるだろう。さらに平均寿命の違いが大きいのではないか。厚生労働省の調べでは、男性が79.44年、女性は85.90年で、女性の方が6.46年も長い。これから生きる年齢を考えると、女性の方が活動的で、外向きになるのではなかろうか。

童謡歌手の大庭照子さんの最近の歌に「長生き音頭」というのがある。「30、40はまだ子供 50、60は鼻たれ小僧 70、80花盛り」という。コンテストに応募してきた女性は、まさに「はなたれ小僧」から「花盛り」の年齢に差し掛かったころだ。はやくもしぼみ掛けた男性花盛りにはいる女性では、勝負にならない。

さて書類審査だが、段々、全員を合格にしたくなった。がコンテストである以上、そうはいかない。ボクは単に「キレイ」というだけでなく人生的にも「輝く」方を重視した。現役でどんな活動をしているのか、社会奉仕はしているのかなどだ。中には「これから恋愛をしたい」という人もいて、ボクは迷うことなく一票を入れた。幸い、ボクが入れた人はほとんど最終選考に残った。まあ、ボクの見る目もそんなに曇っていないということだろう。

さて最終審査会は3月3日のひな祭り。はたしてどんな女性を選べばいいのか。今から楽しみだし、苦痛でもある

ヤッちゃんのタメ口

なになに!「これから恋人にしたい人」だと?どんな人を恋人にしたいんだ相談役は?ぜひともオレ様に、その写真を見せてくれ!!

しかし、なんだ「60歳からのキレイが輝くコンテスト」とはなかなか素敵なイベントじゃないか。そこに審査員として選ばれるとは、まるで相談役の“恋人選び”のためのイベントじゃないか!?いや~っ、さぞかし鼻の下を伸ばした上にあの細い目を一層細くして写真を見ていたんだろうなあ~。想像するだけでオレ様が恥ずかしくなるぜ!!

さらにだ、会社に帰って来ても美女の写真の数々が頭の中から離れなかったんだろう。どうも机の前でぼんやりしていたらしく、とんでもない時間にこの原稿を持って来たぞ!それもニヤニヤしながら…よっぽど楽しかったんだろう。あんな嬉しそうな顔を見ると、原稿が遅いと文句を言う気もなくなるぜ。素敵な人と出会えるのを祈っているからな。

ちなみに、今回選考されるのは20人だそうだ。3月3日は実際に美女と会えるわけだから更にニヤニヤするんだろうな…あっ、スキップしながら帰って行った…(汗)