いよいよ2回目の時代絵巻まで1週間を切ってしまった。関係者はみんな準備に大わらわだ。ボランティアや一般公募の出演者は集まるのか、警備の手配は万全だろうか、観客は来てくれるだろうか、天気はどうなるだろうか…。気をもみだすとキリがない。ボクも関係者の一人だが、これといった実力もなく、権限もない。こうなれば神様、仏様、イエス様にお願いするしかないか。

世間では時代絵巻はKABの主催のように見られているが、それは誤解だ。青年会議所などを中心とした実行委員会の主催で、KABはもちろんその一員だが、あくまでも黒子として表にでることなく、陰ながら支える役目だ。一番、苦労が多いのに、決して報われることがない。もし失敗でもしようものなら、非難・中傷の総攻撃を受けるのも間違いない。なんでこんなことをやっているのだろう。

昨年の時代絵巻は20万人の観衆が集まり、警備などの一部運営面を除くと大成功だったと言えるだろう。終了直後からあちこちから「来年もぜひやってほしい」との声が掛った。なんとなく上手く行きそうに思えたが、よく考えると、ナイナイづくしのスタートではないか。協賛してくれた熊本県と熊本市の反応もいまひとつ。もともと県と市から「なんとかやってほしい」と頼まれたイベントなのにとグチっても始まらない。

こうなれば意地だ。ボクは「便所の火事」(ヤケクソ)になり、手当たり次第に企業を回った。ところが手ごたえは十分だった。昨年も回ったが、時代絵巻のそもそもの説明から始めるしかなかった。今回は「ああ例の時代絵巻ですね」と直ちに支援を約束してくれる企業がほとんど。熊本商工会議所も応援してくれることになった。こう言うといかにもボクが一人で走り回ったように聞こえるだろうが、ボクの役割は大したことではない。単に忙しそうに見せているだけだ。実際にやってくれたのは青年会議所はじめKABの社員たちや実行委員会の人達だった。実にありがたいことだ。

昨年は自衛隊200人が甲冑を着てきらびやかに行軍してくれたが、今年は4月に入っての実施と言うことで訓練と重なり100人になった。このほか音楽隊、太鼓隊も出てくれる。残りの甲冑隊は一般公募することで、青年会議所のメンバーが駆けずり回った。後ろに続く明治の偉人たちの人力車は経費の関係で半減。希望者は多かったが、なるべく地元の人をということで、幸山熊本市長や田川商工会議所会頭、地元の自治会の役員らが乗ってくれることになった。主役の加藤清正には玄海竜二さんが引き受けてくれた。

時代絵巻は4月7日正午から熊本駅前の白川河川敷出陣の儀、城下町を通って花畑のシンボルロードで演武、城内を抜けて二の丸広場着陣の儀になる。これに先立ち6日午後1時から二の丸広場で、中村花誠さんら500人「春のくまもとお城まつり」として踊りなどを披露。7日も甲冑部隊が着く前に200人が踊ってくれる。さて心配なのは天気だ。6日はぐずつきそうだが、7日は多少の雨でも実施する予定だ。熊本の街を賑やかにし、将来的には観光資源の一つに育てたいという思いもある。一人でも多くの県民、市民の皆さんに見に来てもらいたい

 

広報担当のヤッコダコが「左遷」され、コラムの次の担当者は誰になるのか。ボクには誰も教えてくれない。社内で勢力を失った結果なのだろう。いまや「老兵は消え去るのみ」ということか。今回のコラムの後書きも、某部長から「忙しいので見送る」と突き放された。「なにをっ」と思わないでもなかったが、なにしろ時代絵巻の事前準備などで社員たちもてんてこ舞いだから仕方のないことだ。というわけで後書きは自作自演することにした。

噂によると後任の広報担当はS姉さんということらしい。以前、コケボウが広報担当の時、なにくれと助けてくれた女性だ。なぜS姉さんと呼ばれるのか。一説によるとサド(加虐趣味)のSとか、スケベエのSとかいわれるが、真実はわからない。単に苗字の頭文字に過ぎないのかもしれない。多分、次回は明らかになるだろう。心配なのはヤッコダコ以上のアナゴ社長派かどうかだ。社長派は仕方のないことだが、頑迷固陋では困る。是々非々で対応してくれることを祈るのみだ。