早くも九州地方は梅雨入りした。昨年より3日、平年より9日も早いとか。ウェザーニューズの予測によると、今年は全国的に雨量が平年より多い傾向で、期間も長いそうだ。さらに梅雨の前半と後半に雨のピークを迎えるらしい。そうなると洪水土砂災害が心配になる。昨年の大雨では阿蘇地方膨大な被害を受けた。その爪あとはいまだに生々しく残っている。KABの横の白川も洪水寸前まで増水した。今年も心配だ。

子供のころ梅雨の雨は「しとしと」降るというイメージがあった。朝、ふと目覚めた時に聞く雨音もそんな感じだった。雨を歌った曲も多い。なかでもボクが好きなのは、北原白秋の「城ヶ島の雨」だ。その中で白秋は「雨は真珠か 夜明けの霧か それとも私の忍び泣き」と表現している。これはもう「しとしと」と降る雨に限られる。この曲では「利休鼠の雨がふる」とも言っているが、この「利休鼠」の雨というのが皆目、見当がつかなかった。いろいろ調べてみたら、千利休にちなんだ緑色を帯びたねずみ色だそうだが、よく思い付くものだ。

ところが随分前から亜熱帯地方スコールを思わせる豪雨が増えてきた。とにかく雨粒が大きい「バチバチ」と音も凄い。しかも集中的に降る様に思える。まさに土砂降りと言うやつだ。やはり地球温暖化の影響だろうか。あのスコール型は風情のかけらもなく、どうも好きになれない。抒情溢れる「城ヶ島の雨」の対極にある雨だと思う。

もっとも梅雨時に大雨は付き物で、ボクは小学生のころ、熊本市内で坪井川の氾濫で二度、大洪水に見舞われた。玄関から水がチョロチョロ入ってきたと思ったら、あっという間に床上を超え軒先まで水が溢れた。洪水で大変なのが後始末だ。床下に溜まった泥を道路に捨てると、軒先の高さまで積み上がった。水につかった畳は重たく、大人二,三人で一枚を抱え上げるのがやっとだった。子供心にも大変なことになったと思ったものだ。

この反省を踏まえて、二回目の洪水の時は後始末に先手を打って対応した。まず水が引き始めたら、床下の泥水をかき混ぜて屋外に出した。お陰で泥が溜まる事はなかった。畳も水が引く前に道路に流した。畳は水に浮くので、これは子供でもできる。いま思うとゴミ処理としてはまずいことだろうが、当時は窮余の一策だった。その後、坪井川の改修や上流に遊水池ができたお陰で洪水に遭うことはなかった。

その後、若いころはよく洪水の取材に行かされた。洪水の取材というのは大変だ。まず現場近くに行くのも、車が通らないところなので苦労する。現場に入ると、長靴も泥濘に埋まり、歩くのもままならないし、上から下まで泥だらけになる。しかも休む場所がないから、立ちづくめで精神的にも肉体的にも疲労困憊する。これも若かったからできたことで、今ならお手上げだろう。

話はかわるが、S姉さんの彼氏が毛むくじゃらというのは面白かった。S姉さんの御機嫌を取る毛むくじゃらも大変だろうなあ。おそらく洪水の取材と同じように疲労困憊しているに違いない。いやいやそれ以上かもしれない。まあ、頑張ってくれよ。

S姉さんのひとこと

昨年の大雨は大変でしたね。今さらですが、被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます
未だ大変な状況の方もいらっしゃると思いますが、「サタブラ」では、シリーズで、阿蘇で元気に頑張る人々を紹介しています。今週は「阿蘇マルシェ」に密着です!!

ところで、相談役、先週の私のひとことをよく読んでくださいましたか?「よりどりみどり!」「言い寄る男性をちぎっては投げ、ちぎっては投げ」(ココ大事!!)
「毛むくじゃら」のカレは、大勢いるカレのうちの一人なんですってば!!(おまけに私の方がご機嫌をとっている…。)