いよいよこのコラムも最後になった。本来なら24日付でKABの相談役も追放されたのだから「相談役のコケごと」という標題も使えない。しかし、それはお役所仕事ではないのだから、2〜3日のズレは大目に見てもらえるだろう。ただしアナゴ社長の目にとまると「肩書詐称だ」とかなんとか大騒ぎになるかもしれないので、内緒にしておいてほしい。ゴマすり社員の中には「ご注進、ご注進」と社長に売り込む輩がいるだろうが、知ったことか。

広報担当の局長、部長、S姉さんからはコラム継続の陳情を受けた。ボクは「検討してみるが、辞める決意は変わらない」と答えておいた。ところがこれで引っ込むような軟弱一派ではない。「こうなったら知恵比べだ。絶対に負けない」とかなんとか、負け犬の遠吠えが聞こえてきた。知恵比べといっても、S姉さんたちのは所詮は小人(しょうじん)の悪知恵サル知恵でしかない。海千山千のボクの手にかかれば、一ひねりだ。まあ、早く諦めて、ボクの代わりの筆者を探した方がいい。これ以上バタバタするのは恥の上塗りだ。

ところが伏兵が変なところから現れた。某先輩とサケを飲んでいたら、話がコラムの方にいった。コラムの出来具合は別として、彼は「君は何のためにコラムを書き続けたのか。まさか視聴者のためとか、KABのために書いたというのではないだろうね」と切り出した。ボクは「エッ」と意表を突かれた。「そんなコラムだったら、すぐ辞めたがいい」と彼は続けた。「君は自分のために書いてきたのだ」とも。まあ、それは理屈だとは思ったが、黙っていた。

で、彼が言うには、ボクはすでにボケかかっているか、認知症予備軍だ。従ってその進行を遅らせるか、防止するには脳を活性化するしかない。そのためにはコラムの執筆ぐらいが最適だそうだ。だからコラムを書き続けるのは、なにはともあれ「自分のため」ということだ。うむ、それなら何となく納得がいく。いや待てよ。彼はS姉さんたちの回し者かもしれないぞ。なんて勘繰るのも老化現象かなあ。思いは乱れ、収拾がつかなくなる。しかし、少なくとも「コラムを辞める」というボクの固い決意はもろくも崩れかけてきた

そういえば最近は物忘れが酷くなった。人の名前や地名がすぐ出てこなくなった。社員ですら顔は思い出しても名前が浮かんでこないことがある。足腰も弱くなった。会話の途中で「ほらほら、あれあれ」なんて言うことが多くなった。全ては後期高齢者の前段階というわけか。やはり彼のいうように思考力を高め、脳を活性化するしかないのか。

というわけで今後は自らのためにコラムを続けよう。表題は「特別顧問のコケごと」というのはどうだろう。もはや視聴者に読んでもらわなくてもいい。これからは自己満足の世界だ。いやいや読んでもらうように努力しないと脳の活性化に繋がらないか。続けると言うことは難しいなあ。いずれにしてもS姉さんや社長が「もう辞めてくれ」と言ってきても辞めてやらない。継続は嫌がらせであり、報復でもある。悪知恵やサル知恵ではこんなことは思い付かないだろう。やはりボクは頭脳明晰で賢いのだ。

S姉さんのひとこと

やったぁ!「小人(しょうじん)の悪知恵」の勝利、ですね!!
「嫌がらせ」「報復」、結構!受けて立ちますよ!!
「認知症の予防」のお手伝いのために、これからも足しげく原稿催促に通わせていただきます。「名前がうかんでこない社員」なんて、いわせませんから(笑)
ではでは、みなさま、次回からは「特別顧問のコケごと」です!
よろしくお願いいたします^^