猛暑の日照り続きでうんざりしていたが、先日の雨でいささかホッとした。枯れかかった庭木も少しは生気を取り戻した。我が家の家庭菜園(といっても2,3坪の雑草園のようなものだが)のキュウリトマトも生き返ったようだ。家を建て替えた時、庭師さんが庭木の手前の空き地に雑草が生えないように小石を撒くと言いだした。そうなると畑も作れない。そこで庭師さんに頼んで、一部は土のままで残してもらった。

さて何を植えるか。どうせ手入れもしないのだから、放置しても育つようなものがいい。というわけでトマトとキュウリの苗を一本ずつ植えておいた。トマトは5,6個実を付けた。小ぶりだが、獲れたてのトマトは美味しかった。ところが枝葉が異常に伸びすぎ、花は咲けども結実しないまま。キュウリは栄養失調気味で、ひょろひょろツルを伸ばしている。こちらは大振りのキュウリが一週間に1本ぐらいしか収穫できない。一人暮らしにはちょうどいいぐらいだが、物足りなくもある

弟の家ではトマトもキュウリもナスも食べきれないほど実を付けているとか。さて我が家の方はどうしたものか。先日、大がかりな家庭菜園を持つ友人に会ったので、コツを聞いてみた。肥料はどうしていると聞くので、「植えつけた時にやった」といったところ「それではだめだ」と冷たい返事。ボクにしてみれば、植えてやったのだからトマトもキュウリも自分で根っこを伸ばして肥料を探せばいいと思っていた。子育てと一緒で、過保護にするとロクな大人に育たないはずだ。

そういうと友人はあきれ返った顔をした。「子育てだって、愛情をたっぷりかけないとドマぐれてしまう。野菜だって一緒だ」と失笑している。ボクだって子育てには愛情を注いでいる。しかし、余分な肥料をやると言うのは、子供に過分の小遣いを与えるようなものだ。それは子供のためにも決してよくない。そう反論したものの、結実しないのでは何にもならない。ここは友人に譲るとするか。

てなわけで肥料をたっぷり施すことにした。そういえば子供のころ肥料の3要素ということを習ったことを思い出した。効果があるのは窒素が葉っぱリン酸が果実カリウムが根っこと言っていたっけ。葉っぱが茂り過ぎているトマトには実を成らせるためにリン酸を、ひょろひょろしたキュウリには窒素とリン酸をやればいいのか。友人に言わせると、時期的にもう遅いかもしれないらしいが、構うものか。もしトマトやキュウリが収穫できない時には、根っこから引っこ抜いてやろうか。いやいや、それは虐待になるから止めておこう。まあ、気長に待つか。来年は失敗のないようにするぞ。

ところで社員をうまく育てるためには何が必要なのだろうか。これも愛情を注いで、肥料代わりに厳しい躾(しつけ)社員教育が欠かせないはずだ。もっとも最近の若者はひ弱だから、厳しくし過ぎると、肥料のやり過ぎと一緒で、イジケて枯れてしまうかも。野菜と社員はどちらが育てやすいのだろうか。えっ、野菜と社員を一緒にするなって。これは失礼。おっとボクは今や隠居の身。社員の育成なんてどうでもいいのだ。つい昔のボクに戻ってしまう。早く悪い癖を直さないと、S姉さんからも見放されてしまうぞ。

S姉さんのひとこと

「枯れかかった」のはご本人かと思って、一瞬、ドキリとしました。まさか、そんなはずはありませんでしたね^^;
それにしても、「肥料の3要素」なんて習いましたか?誰に聞いても習った覚えがないようでしたが…。やはり、育った時代が違うからでしょうか?
私も、子どもも作物も、放ったらかしくらいがちょうどいいのかと思っていました。どんな状況でもそれなりに育つだろうと思っていたのですが…。いやいや、やはり、厳しすぎるのは良くありませんね。イジケて枯れてしまう!社員には、ぜひ、肥料たっぷり!!でお願いします^^