さて今年最後のコラムになった。この一年を振り返ると、実に様々なことがあったような、なかったような…。いずれにしてもたいしたことはない。さてこの1年間は、なんて言ってはみたものの、ボクは過去を振り返るのは嫌いだ。常に前を向いて生きてきた。過去の回想なんてまだ早すぎる。ここまで書くと、「ははあ、コラムのネタに困って手抜きしようというハラだな」と言われそうだが、その通りだから仕方がない。

今年3月、ボクは「古希」を迎えた。古来稀なる高齢者に達した。ということで人格的にも円熟味が増し大人の風格も出て、押しも押されもせぬ大物になってきたわけだ。と思っているのは、どうもボクだけらしい。それどころかボク自身「期待したのとは随分違うなあ」と思わざるを得ない。考えたら年齢を重ねれば、それで自動的に大物になるわけもない。それどころかボクは段々、幼児化してきているような気がしないでもない。これを「逆行性幼児化現象」というらしいが、必ずしも思い違いだけではなさそうだ。

最近は記憶力も衰えてきた。まず人の名前がすぐに浮かんでこなくなった。パーティーなどであった人の記憶は鮮明なのだが、どこの誰で、どこで会ったのかが思いだせない。「いやあ、暫くぶりです」なんて誤魔化し時間稼ぎをしてみるが、なかなか名前は浮かんでこない。よく見ていると、相手も同じ思いらしい感じだ。若い社員に聞くと「僕等も同じですよ」と慰めてくれるが、それで気分がよくなるわけではない。

物忘れも酷くなった。近くのスーパーに買い物に行っても、何を買いに行ったのか思い出せない。というところまではないが、あれもこれも買い忘れたとなる。最近は行く前にメモ書きすることにした。先日は外出する寸前に自宅の鍵見つからなかった。どのポケットにもない。時間がなかったので、鍵を掛けないまま外出した。帰宅後、あちこちを探し回ったが、ついに見つけられなかった。数日たって諦めかけたころ、ブレザーのポケットから出てきた。

財布を忘れたまま外出することもまれにある。社員も最近、気がついたとみえて、ボクが退社する際、忘れ物がないか机の周辺をチェックしてくれる。そうすると1週間に1,2回は「忘れ物がある」と出口に連絡がある。よく考えたら、いずれも以前からあった現象で、加齢で若干、増えただけのことのようだ。まだ認知症の段階まではないようだが、気を付けることにしよう。

ゴルフの方は、猛暑日に1ラウンド半を数回やって以来、少しは以前の調子を取り戻してきた。本来のKABの仕事の方は、特別顧問にされて以来、できるだけ遠ざかるようにしている。随分、おかしいことに気がつくが、知らぬ顔の半兵衛を決め込んでいる。お陰で胃腸の調子も良くなった。いまさらボクが出る幕でもないし、あとはどうにかなるだろう。まあ無責任高齢者の特権のひとつだ。

いずれにしてもこの1年間、お世話になった。皆さんにはよく付き合ってくれたと思う。この場をお借りして、御礼申し上げる。ついでに、ありがとうS姉さん。来年も明るく楽しくやりましょう。

S姉さんのひとこと

「人格的にも円熟味が増し、大人の風格も出て、押しも押されもせぬ大物??
いったい誰の話かと思いました。ご自身ではそのように思っていらしたのですね^^;

でも、「記憶力の衰え」「物忘れ」の件では、私も思い当たります
・人の名前がすぐに浮かんでこなくなった→いつものことです
・外出する寸前に自宅の鍵が見つからなかった→普段着ないコートポケットにありました
・財布を忘れたまま外出→やったことあります…
顧問、大丈夫です!年のせいではありません!!私も同じなんですから…、って、なんのなぐさめにもなりませんね。

ま、こんな私でも、なんとか1年無事に過ごすことができました。
みなさま、お付き合いいただきまして本当にありがとうございました
来年も、どうぞよろしくお願いいたします
顧問、過去は振り返らずに楽しくやっていきましょうね^^