厳しい寒さが続くと思っていたら、このところ温かい日が続いている。季節に敏感なボクは早くも春の息吹を感じている。というわけで県農業公園で開かれている植木まつり3バカ兄弟の家族と一緒に出かけた。ほとんど毎年出かけているが、駐車場満杯になるためか会場近くまで行くと渋滞に悩まされる。ところが今年は意外とすんなりと入れた。どうも駐車場を拡張してあるようだ。

会場はかなりの混雑だったが、さほど気にすることもなく、ゆったりと見て回れた。まず梅の花満開になっている。梅の花に先駆けて咲くのがロウバイ(蝋梅)だ。この日もあちこちで咲いていた。花弁が蝋のような色をしていることから名づけられた。早春に咲く花には黄色が多い。例えばマンサク(満作)黄色のリボン状の花で、華やかさはない。面白いのは名前の由来だ。早春を待ちかねて「まず咲く」。これが東北弁「まんず咲く」となり、訛って「マンサク」と言う名前になったとか。つい本当かなと思ってしまう。

折角来たのだから、何か買って帰りたくなった。さて何にするか。会場を回るうちに目移りして、あれもこれも欲しくなる。かと言って猫の額のような狭い庭にそんなにゆとりがある訳ではない。幸い、昨年枯れてしまった庭木がある。そこに植えることにした。まずは咲き始めたばかりのチンチョウゲ(沈丁花)だ。店によって値段のバラつきがある。ちょうど植木まつりが明日までと言うことに気付き、値下げ交渉を始めた。「持って帰るより売った方がよかですバイ」と言う訳だ。お陰で3割以上もまけてもらった。

次はキンカン(金柑)だ。以前、やはり植木市で買ってきたが、2、3年で枯れてしまった。どうやら手入れが杜撰だったためらしい。別にキンカンが好きなわけではないが、庭先の色どりになる。こちらもまずは値切り交渉だ。まずまずの値引きで満足して買った。ところがさらに見て回るうちに、もっと安い店に出くわした。どうもボクの金銭欲は中途半端のようだ。次回からはもっと丹念に回るようにしよう。

ボクの家の玄関横の空き地には赤土を敷き詰めてある。いずれはコケが生えてくるはずだ。期待していたが、生えてくるのは雑草だけ。そこで昨年、南小国に出かけた時、コケが売ってあるのを見つけ、買ってきた。ところが半年もたたないうちに全滅してしまった。今回はコケを売っている店が一つだけあった。これ幸いだ。値段も思ったより安い。発砲スチロールの箱に2段と3段に敷き詰めたコケが2種類あり、どちらも千円。迷わず2段の方を選び、3段詰めにするよう交渉、すぐ話は纏まった。今年の梅雨時には玄関横は京都の苔寺並みの美観を呈するはずだ。と思っているのはボクだけか。

これからは薄紫ダイコンの花黄色菜の花などが咲き乱れてくる。郊外に足を延ばすのも楽しみだ。冬の寒さ厳しいほど春の訪れ待ち遠しく、楽しみも倍加する。そう言えばボクの冬の時代長く続いている。が来るのは間もなくだろう。そう思っていたら2バカの弟たちが「フン」と鼻先でせせら笑った。「兄貴、自分の年齢ば考えなっせ。あんたが枯らしてしもぅた庭木と一緒で、春は来ん」だって。なにモノは考えよう次第だ。間もなく春が来ると信じて待つことにしよう。

S姉さんのひとこと

寒さの中にも春の訪れを感じさせる沈丁花の香り、目にも鮮やか金柑の橙色、そして、これから、薄紫のダイコンの花や、黄色の菜の花が咲き乱れるとは、なんとも春らしい心ウキウキするお庭になりそうですね。
お買物上手は、さすが、年の功でしょうか。私だったら、値段交渉できなくて、いわれるままの値段で買ってしまいそう…。
それにしても、顧問の弟さんたちの「あんたが枯らしてしもぅた庭木一緒で、春は来ん」とは、ズッキーン!!
顧問は年齢が年齢だからともかく、私には春が来ると信じよう!!