今年も「60歳からのキレイが輝く」コンテスト審査委員長を押し付けられた。熊本のドラッグストアチェーン同仁堂の主催。応募者は第1回の昨年に比べると、若干減って61名だったが、質の高さ歴然だった。やはり熊本の女性は明るく元気イキイキとしていることを実感させられた。「肥後の猛婦」の伝統は歴然と生き続けているのだ。それに比べて男性は…なんてことは口が裂けても言えない。

グランプリに選ばれたのは65歳建設会社の役員だ。8年前にお兄さんが病で倒れられ、その後を一人でやってこられた。一時は18人の社員を抱え、ある時は川の中に入り、ある時は山に登りと、完全な力仕事だ。会社では「姐御」と呼ばれているそうだ。その仕事が生きがいになっている。それだけではない。休みの日には社交ダンスラテンを舞い、カラオケを楽しみ、ジョギングで体力を保つ。話を聞いて尊敬せざるを得ない

最高年齢特別賞を受賞した82歳の人だ。別に年齢が高かったので、選ばれた訳ではない。活動歴が凄い。文芸誌「詩と真実」の同人として詩作に励み、詩集を出版。熊日文学賞、県芸術功労者も受賞し、日本ペンクラブの名誉会員でもある。とはいえ青白い「文学高齢者」と言う訳ではない。コーラスカラオケ童謡唱歌がそれぞれ月2回ずつ。美と健康を保つため月に10回を目標にスポーツクラブに通う。肌の手入れは毎晩、欠かさない。まさに「スーパーウーマン」ではないか。

素晴らしい女性はこの2人だけではない。神戸で開かれるシャンソンシニアコンクールで6年連続歌唱賞を受賞している70歳の人は審査の席上、堂々と美声を披露してくれた。ボランティアで観光ガイドをしながら、4年連続富士登山を続けている同じ年齢の人。70歳初めてスキーを体験し、80歳の現在も現役の食生活改善推進員として活動している人。80歳で南米のマチュピチュ制覇を目標に、週に3,4回スポーツジムに通う62歳の人など、紹介したい女性が一杯だ。

話はかわるが日本女性の平均年齢は一番新しいデータで86.41歳で、世界一だ。参考までに言うと男性は79.94歳世界5位になる。女性の場合、還暦を迎えても平均余命は26年以上ある訳だ。第2、第3の人生が待っている。定年を迎えた男性が気息えんえんとして暇な時間を持て余しているのに比べると、女性は次から次に美と健康と生きがいを求め、生き生きと過ごしているわけだ。ちなみに熊本県は全国で4位長寿県だ。「猛婦」にもひとしお磨きがかかろうと言うものだ。

論語に「にして学べば即ち老にして衰えずにして学べば即ち死して朽ちず」とある。「老にして学べば」は別にして、女性の60、70歳はまさに壮年といってもよかろう。そんな女性がいろんなことを学べば、さらに年齢が多くなっても衰えることはない。「60歳からのキレイが輝く」コンテストに全く相応しい言葉ではないか。ボクも女性に負けないよう、これから大いに学んでいこう。問題は何を学ぶかだが、「若い女性との付き合い方」なんてどうだろう。たちまちボクは若返っていくだろう。えっ、だれだ。「無駄な努力は止めたがいい」なんてホザいているのは。

S姉さんのひとこと

ま~、みなさま、お元気ですね!!
70歳初めてスキー、とか、いくつになっても、何かを始めるのに遅すぎることはないということですね。
顧問からは、「きみも来年どうだね?」と薦められましたが、まぁ~、ご冗談を(笑)!!
60歳から(!!)のキレイが輝く」なんて、とんでもない~!!
まだまだ、はるか先、の話ですよ(怒)!!!