今年の「城下町くまもと時代絵巻」が22日、無事に終わった。前日の熊本城二の丸での舞踊家・演出家の中村花誠さんプロデュースの「くまもとをどり」は、直前にが降り出し、どうなる事かと心配したが、30分ぐらいで収まり、事なきを得た。時代絵巻は快晴に恵まれ、シンボルロードも二の丸も観客で溢れかえった。熊本市の関係者の話だと二の丸の観客はこれまでにない人数だったとか。全部の観客数は12万人。昨年より減少したが、行列の距離を短縮したことやサクラの咲き始めだったのが影響した。黒子役のボクが言うのもなんだが、大成功だったと思う。これも沢山の皆さんのご協力、ご協賛のお陰であり、この場をお借りして御礼申し上げたい。

時代行列が終われば、次は花見だ。KABの敷地のヤマザクラは早くも満開状態で、隣のソメイヨシノも五分咲きぐらいになっている。日当たりのよい場所のサクラも見ごろに近くなった。ボクは早くも花見気分になっている。これもまだまだ若い証拠だ。

今年もあちこちからお呼びが掛っている。第1陣は時代行列が終わったその夜。まだ咲き始めということで、某料理屋の二階が会場。花なんてどこにもない。乾杯を頼まれたので、「花見に来たのに、見えるのはウバザクラばかりだ」とつい、余計なことを言って顰蹙(ひんしゅく)を買ってしまった。そうはいっても参加者は高齢の女性が多かったのだから事実を言ったまでだ。念のために言っておくと、江戸時代にはウバザクラというのは誉め言葉だったのだ。

今週末にもお呼びがあったが、別の行事と重なってしまった。その代わり来週は連日連夜、花見が続く。こういうといかにも「ボクはモテるのだ」と自慢しているように聞こえるかもしれない。それは間違いだ。ボクは単にその場を盛り上げるコメディー役にしか過ぎない。適当に酔っぱらって引き上げるだけだから、手のかからない酔客でもある。口の悪いヤツは「枯れ木も山の賑わいの類だな」というが、その通りだ。

ところでサクラがバラ科ということはご存じだろうか。しかも六〇〇種以上もある。一番早く咲くのは伊豆半島にあるカワヅザクラで、二月上旬ごろには咲き始める。サクラといえばソメイヨシノが代名詞だが、歴史は浅い。江戸時代末期に作られ、明治以降、日本各地に植えられた。花が艶やかで、花期も満開から一週間程度もつ。花見に最適と言うことで全国制覇したようだ。参考までに言うと、サクラの開花宣言は、見本になる標準木で五輪ぐらい咲いたところで行う。だから開花宣言が出たからと言って、慌てて花見をする必要はない。ボクは散り始めごろが一番いいと思っている。盃に花弁の一、二枚散っているというのはこたえられない。

我が家にはサクラの木は植えていない。夏場の害虫が大変と言う訳ではない。もし、植えていたら、毎春、「押しかけ花見」とか称して酔客が舞い込んでくる恐れがある。やはり花見は我が家ではなく、熊本城か近郊の地が望ましい。そういえば今年の最後の花見は、遠隔地で枝垂れサクラを愛でるが、予定では四月中旬になっている。それまで花がもつかどうか。まあ、サケがあればいいか。

S姉さんのひとこと

「時代絵巻」は、お天気にも恵まれ、今年も大成功だったようですね。
すっかり、熊本の春の風物詩として定着した感がありますね!
さて、次はサクラですか。私も、散り始め頃が一番好きです。
盃に花弁が一、二枚、いいですよねぇ。・・・って、違います!花弁がはらはらと風に舞ったり、川面に浮かぶ様子が素敵なんですよね!!
ところで、「ウバザクラ」は、江戸時代には誉め言葉だったのですね。もし、私が、いま、言われると微妙な気持ちになると思いますが、でも、いいです。顧問の言葉を信じて、「誉められてる!」と、思っとくことにします。なんでも、前向きな気持ちが大事!ですよね!?