いやあ、実におめでたい話だ。高円宮典子さまと出雲大社禰宜の千家国麿さん婚約が発表された。やんごとなき家柄のお二人結ばれるというのはうれしいことだ。ボクには何の関係もないことだが、まあ、いいではないか。ニュースを見ると、ごく自然な出会いからの進展のように見える。お見合いとか誰とかの紹介とかいうのではないところに、つい心惹かれる。そこにというものを感じるからだ。

もうひとつ、千家さんが15歳も年上ということだ。別に年上が悪いということではない。典子さま25歳、千家さん40歳。下世話では年齢差を感じさせるが、「結婚に年の差なんて」ということだろうか。ボクにもほのかな希望が見えてきた。ボクより15歳下というと○○歳(ここのところは計算が難しく、明らかにできない)だ。実に若い。ひょっとしたらボクにも出会いが生じるかもしれない。

なんて話を社員にしたら「バカじゃないの」と実に冷たい返事が返ってきた。なんでも適齢期というものがあって、ボクの場合、その年齢をはるかに超えている。賞味期限切れの食べ物捨てるしかない。ましていわんや後期高齢者の年齢に近づいているジジイはもはや世捨て人の部類に入る。「その認識もなく、厚顔無恥というのはあなたのことだ」だって。それどころか「家柄がいいわけでもなく、老後の財産すらないのに、もはやボケたか」とまで言われてしまった。真実を語る愚かなる社員のことは忘れることにしよう。

実は、ボクは典子さまの父上、高円宮憲仁親王と一杯、飲んだことがある。「えっ、だろう」だって。憲仁親王は12年ほど前に亡くなられており、確かめる術もないからといって、適当なことを言っているわけではない。能ある鷹は爪を隠すというではないか(これは関係ないか)。憲仁親王は当時、日本サッカー協会名誉総裁だった。静岡で開かれた少年サッカー全国大会にご出席されたことがある。ボクは偶然にもその大会の主催者という立場だった。

開会式も終わり、しばらくたって憲仁親王が「昼飯を食べに行こう」と言い出した。なんでも行きつけのすし屋があるそうだ。途中、警護が厳しいので、すし屋で合流することにした。とにかく豪放磊落な人だった。カウンターに座るなり、日本酒を注文。それも1合というのではなく、まだ昼間というのに、最初から2,3合頼まれた。サッカーとか趣味のカメラとか、とにかく話題の豊富な人だった。そのうち家庭教育の話になった。当然、専属の家庭教師がいるのかと思ったら、憲仁親王が自分で子供たちの勉強を見ているとか。「でも5年生になったら、難しくて教えにくい」と嘆かれた。

ついでに近しい人たちに話は飛んだ。「私の親族には、変人、奇人、病人が多くて困る」と言われる。独特のユーモアだろうが、親族といえば皇族ではないか。ボクは一瞬、答えに窮し「そんなことはないでしょう」というのが精一杯だった。ついでに言うと昼間の酔い吹き飛んでしまった。もう、ずいぶん昔の話なのに、典子さまの婚約の話のお蔭で、記憶が戻ってきた。ボクはまだ若いのだ

S姉さんのひとこと

そうそう、高円宮典子さまのご婚約、素敵なお話ですよね。と思っていたら…。
ボクにもほのかな希望」?「ひょっとしたらボクにも出会いが」??
え?考えるのは、そこですか!!
いや、いくつになっても恋愛は自由ですよね。年齢なんて関係ないですよね。
でもでも、ご婚約の話を聞いても自分のことは一切考えなかった私って…。

それにしても、憲仁親王と一杯お飲みになったとは、それはまた凄いお話でした^^;