どういうわけか、梅雨時から初夏にかけて咲く樹木の花には白色が多い。比較的身近で、馴染みやすいものではクチナシがある。咲き始めは真っ白で人目を引くが、次第に黄色味を帯びて薄汚くなる。名前の由来は諸説あるが、一番覚えやすいのは、果実が熟しても割れないことから「口なし」になった説だ。一重と八重がある。熊本市内の立田山には自生のクチナシがある。

大きくて目立つのがタイサンボク(泰山木)だ。真っ白い、お椀のような形で、かなり派手な花だ。庭木として植えられているから、すぐ見つけることができる。悠然とした樹形で、それが名前の由来かもしれない。日本古来のように見えるが、もともとは北米原産。日本には明治初期に渡来したそうだ。果実はずんぐりした槍の穂先に似て、子供のころは登っては集めよく遊んだものだ。

さらに目立つのがオオヤマレンゲ(大山蓮華)。花は5cmから10cmで、タイサンボクより小さめだが、芳香のある真っ白い半球形で、やや下向きに咲かせる。真中に薄い紅色のおしべがひっそりと納まり、それが色気を感じさせる。どことなく気品のある貴婦人を彷彿とさせ、一度見たら忘れられない花だ。

比較的見つけにくいのがヤマボウシ(山法師)葉っぱの上に咲くので、真下からはよくわからない。少し離れてみるとよく分かる。熊本市内では辛島町の交差点に3本植えてある。日当たりがよいためか、半月ほど前に早く開いて今は散ってしまった。我が家や山地のは今が花盛りで、目を楽しませてくれる。実はこの花は緑色で、地味なものだ。その周囲を4枚の大きな白色の総包片が囲んでおり、それが花弁に見える。花の部分が坊さんの頭のようで、あたかも白い法衣に覆われているようにも見えるところからヤマボウシとなった。

これから花盛りを迎えるのがナツツバキだ。5枚の花弁で、下向きに咲く。盛りを過ぎると、椿と同じでボタッと落ちる。花は綺麗だが、それがイヤという人もいる。別名はシャラノキ(紗羅の木)。この木によく似ているのがヒメシャラノキだ。花は一回り小さいが、樹皮はどちらも赤褐色光沢があり、すべすべしている。樹肌だけでは区別がつかないという人もいる。

今の時期になぜ白い花が多いのか。ボクは専門家ではないのでよく分からないが、梅雨空のもとで葉っぱが生い茂り、花も目立たなくなる。それを防ぎ、昆虫を呼び寄せるために、より目を引き付ける白色が増えたのではないか。もちろん推測にしか過ぎないが、なんとなく当たっているような気もする。

ところでKAB社内の女性たちはどうだろうか。どんな花に例えればいいのか。おっといけない。こんなことを言ったら、「セクハラだ」と集中砲火を浴びてしまう。ボクはどうも最近、視力が落ちて、モノがよく見えなくなった。社内の女性は、それなりに綺麗にしか見えない。だから論評するなんてとんでもないことだ。あやうく都議会のヤジの二の舞を踏むところだった。

S姉さんのひとこと

相変わらず、植物にお詳しいですねぇ。
私なんて、「白い花」といったら、かすみ草くらいしか思いつきませんし、この時期の花といって思いつくのはアジサイくらいです^^;

ところで、最近、視力が落ちて、社内の女性も「それなりに」しかご覧になれないとか?それは、もったいない!社内にとりどり咲く美しい「華」をご覧になれないのは、人生の損ですよ!さっそく、眼鏡を新調なさってくださいね!!