開催日時
平成23年10月5日(水) 10時30分から12時00分まで
開催場所
熊本朝日放送3階会議室(熊本市二本木1丁目 5番12号)
委員の出席
委員総数9名/6名出席
(出席委員)
嵯峨一郎 委員長 / 勇知之 副委員長 / 森義臣 委員 / 田中力男 委員 / 白瀬久美子 委員 / フェレロ恵美 委員
(欠席委員)
中村幸子 委員 / 渡邉剛 委員 / 吉崎輝喜 委員
会社側出席者
植田義浩 代表取締役社長 / 黒田礼次郎 常務取締役報道制作担当 / 伊東謙一郎 取締役編成業務担当 / 山森英雄 報道制作局次長 / 塩田賢俊 事務局長
議題
(1)課題についての意見交換
   「震災報道とテレビ報道」系列24社番組審議会代表者会議の課題
(2)平成23年11月の単発編成報告
(3)次回課題についての説明
   「アサデス。九州山口」ブロック共同制作番組
   放送日時:毎週 月曜日から木曜日 午前10時から10時45分まで(九州山口ブロックネット)
(4)次回開催予定
   平成23年11月2日水曜日 午前10時30分から 熊本朝日放送3階会議室
(5)審議会に対する諮問・報告
   ・報告事項「放送番組の種別」「種別ごとの放送時間」
    「CMの放送時間量」「基本番組表」7~9月分
   ・放送番組に関して申し出のあった苦情、その他意見の概要
(6)その他
   第17回PROGRESS賞 審査結果 報告

(配布資料)
   ・タイムテーブル(10月~12月)
   ・平成23年11月の単発編成予定表
   ・視聴者応答記録(平成23年9月1日~平成23年9月30日)
   ・次回課題番組 資料
   ・放送番組の種別の公表に関する資料
   ・第17回PROGRESS賞 資料
   ・BPO報告
議事の概要
今回の放送番組審議会は、10月27日にテレビ朝日で開催される系列24社番組審議会代表者会議の課題である「震災報道とテレビ報道」について意見を交わした。

主な意見は次の通り。

・記者の取材のあり方。大事なすべてをなくした被災者に向かって何を聞き出そうというのか。ある被災者に対し「誰か大事な人を亡くされたのですか」との残酷な質問さえあったと聞く。テレビ朝日では「(無理に聞き出すのではなく)被災者の声を伝えること」という主旨の文書が出たと聞いた、ぜひ徹底の上、検証していただきたい。

・メディアの独自性・主体性はどうあるべきかという点。政府・東京電力の会見では曖昧な中身が多く、これがまた不安や混乱を呼んだが、メディア側もこうした事態を放置すべきではなく、納得するまで質問し抗議すべきではないか。

・地元局KABへの希望、地域の様々な状況を長期に追求していただきたい。例えば、熊本にはおよそ100世帯の被災者が避難しているそうだが、その方々の事情は大変。日本全体が苦しみ、それぞれ課題に取り組んでいる姿を追って欲しいと思う。

審議会に対して、「放送番組の種別」「種別ごとの放送時間」「CMの放送時間量」(7~9月分)と「番組種別を明記した10月基本番組表」を報告した。