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2012/01/21 O.A.
■ アンティークミシンの修理師
ミシン。布や革などを縫い合わせる機械。
英語のソーイングマシンがなまってミシンと呼ばれることになった。
その起源は16世紀までさかのぼり、かつては一般家庭の家一軒が建つほどの高級な道具であったと言われる。
そのぶん造りも丈夫で、デザインも凝っていた。
そんな古いミシン、動かなくなったアンティークミシンにふたたび息吹きを吹き込む職人が、熊本にいた。
彼の名は松上博(まつうえひろし)。
アンティークミシンの修理師だ。
元々は、普通の家庭用ミシンの販売と修理を手がけていたが、長男の助言により、4年前から古いミシンを専門に修理をしている。
そんな彼の工房兼ショップは、熊本市国府にあった。
店内は、ミシンミュージアムさながらの様相を呈している。
アンティークミシンには、手まわしタイプと足ふみタイプの2種類がある。
かつては、ミシンをみればその国の技術力が計れると言われていた。
自動車メーカーのオペルなどは、もともとミシンを製造する会社から、自動車製造へシフトしていった。
つまりミシンは、各国における、当時の技術の集大成だった。といっても過言ではない。
修理が好きというより「蘇っていく過程が好き」という松上のこだわりは、「なるべく当時の部品を使用して修理する」するということ。
海外製のミシンを直す部品を海外から取り寄せるほどのこだわりをみせる。
そんな松上の仕事をサポートしているのが、長男の松上博顕(ひろあき)。
彼は主にアンティーク時計の修理を担当している。なんと東京大学出身。
父にアンティークミシンの修理を専門にすることを進めたのが彼であり、製作したホームページにより、顧客は全国に広がった。
部品やミシンの買い付けにヨーロッパまで飛ぶアイディアマンだ。
古きものを愛することで未来を切り開こうとする松上親子。
彼らの瞳には希望が輝いている。
『ミシン一番店』
【住所】 熊本県熊本市国府1丁目21-3 ブラザービル1F
【TEL】 096-371-8288
【HP】 http://antiquelab.web.fc2.com/
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