木製のブリーフケース。
それは上部もジャバラ方式で開閉するという至高の作品。
そして、天皇陛下の為につくられ、実際に使用されたというロイヤルチェア。
この二つの作品は、一つの工房から生まれた。
その工房とは1942年創業の「木工房ひのかわ」。
今回の主役は、その工房の三代目・木工作家 古島隆一だ。
飛騨高山家具製作学校で基礎を学び、大手家具メーカー、アンティーク家具修復会社勤務を経て、30歳から、実家である「木工房ひのかわ」に参加した。
そんな彼が手掛ける作品は、家具、雑貨、ミニチュアなど多岐にわたる。
二代目である父・古島隆もいまだ現役で家具作りを行い、親子それぞれの存在が刺激材料となり、良い家具作りに繋がっているという。
新進気鋭の木工作家 古島隆一に迫った。