苓北町にあります、創業150年の歴史を誇る黒瀬製菓舗。
現在、店を継いでいるのは、子供の頃から家業の伝統を薄々感じていたため、何の疑問もなく菓子職人の道に進んだ8代目となる黒瀬友希さん。
8代目が店を継いでから、新商品を続々開発。
中でも珍しいのが干し柿の中に白あんを入れた、『がき大将』
これは10年前の「全国菓子大博覧会」で金賞を受賞したんです!
もちろん、代々受け継がれている輪和菓子もたくさん
中でも創業当時から作っているのが…
このカステラを担当しているのは7代目の正博さん。
76歳になった今でも、現役で菓子作りに励んでいます。
手で混ぜることで、よりふっくらと仕上がり、機械を使うよりメレンゲが多少荒くなるので、それがカステラのしっとり感を出すそうです。
せっかくなので、焼きたてのカステラを味見させてもらいました。
「和菓子を見直してもらいたい」と、新しい和菓子を作る際には、「地産地消」をできるだけ取り入れたいという8代目。
県内で一番の収穫を誇る苓北町のレタス。
だからこそ、使いづらくてもチャレンジして作ったレタスを使ったお菓子。
もうひとつ、越冬袋がけみかん「夢味ときめき」を丸ごと使った大福。
150年の歴史、そしてお菓子を通して苓北町を元気にしたいという思いを背負いながら、日夜新たなお菓子作りに励んでいます。