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【特集】くまもと不思議探訪~明治に活躍した熊本人~

問題

安場保和(やすかず)という人物をご存知でしょうか?勝海舟はこう言っています。
「小楠のよい弟子と言ったら、安場保和くらいなものだろう」
横井小楠のそばで政治について学んできた安場保和は明治4年、西郷隆盛・大久保利通の推薦を受けて政府の官僚に迎えられると様々な地域の県令、今でいう県知事を歴任し、近代化に務めました。

【第1問】安場保和が復活させた名古屋城のあるものとは一体なんでしょうか?

明治5年、安場保和は熊本から唯一、欧米を巡る岩倉使節団に選ばれました。
視察先での失敗談をある人が回顧録に書いています。
使節団の中で「頑固党の張本人」と噂された安場保和は、英語がさっぱりわからず、ホテルの部屋の番号を間違えるなど失敗ばかりしていました。
滞在中のある日、砂糖水が飲みたくなった安場は、砂糖はシュガー、水はヲォーターと聞き覚えて、メイドに命じたところ… メイドはやがて???とバターを持って来たそうです。

【第2問】メイドさんは、シュガーとウォーターの代わりに何とバターを持ってきたでしょうか?

明治維新に乗り遅れた熊本ですが、ちゃんと熊本からも優秀な人物が政府に登用されています。
それは「明治国家形成のグランドデザイナー」と称される人物、井上毅(こわし)。
井上毅は、奉公先の長岡監物(けんもつ)に見出され、藩校時習館でも特待生の扱いを受けた秀才。
22歳の頃、彼は四時軒の横井小楠を訪ね、56歳の小楠と議論を戦わせています。
すぐに小楠は井上毅の聡明さを見抜き、「彼が違う派閥でなければなあ、実に惜しい人材だ」と残念がったと言われています。
明治4年、司法省に入った井上毅は、フランスに留学し本格的に法律を学ぶと、大久保利通のブレインとなり、政府の中心で活躍します。
そして、明治22年に発布される日本初の憲法「明治憲法」の草案を作ることになるのです。

【第3問】
頭脳明晰で文才もあった井上毅。彼が造ったとされる造語は次のうちどれでしょうか?
A 討 論 B 告 訴 C 肩こり

答え

【第1問】
正解・・・金のシャチホコ
「旧体制の象徴である」として、
博物館に収納されていた金の鯱を貴重な歴史遺産とし元の位置に復活させたそうです。

【第2問】
正解は・・・シガー、巻きたばこ
安場保和は、これで心が折れてしまい、
「人民の膏(あぶら)を絞った租税を僕の様な者に消費するのは忍びない、帰国する!」と言い出し、本当に日本に帰っちゃったんだそうです。

【第3問】
正解・・・B:告訴。
この他にも行政権、立法権、司法権、検察など多くの法律用語を造ったと言われています。
ちなみにAの討論は福沢諭吉、Cの肩こりは夏目漱石が広めた言葉だと言われています。

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